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ブラスト処理とは?
ブラスト処理とは接地面積を拡大する処理です
ショットブラスト処理とは、研磨材を金具に打ち付け、接地面積を拡大する処理のことです。
研磨剤としては、主に樹脂やガラス、アルミナの様な比重の小さい素材が使われます。
当社ではウレタンゴム加工を行っており、鉄芯などの金具にウレタンゴムをライニング(焼き付け)しますが、その際に接地面積が大きいほうが強固にライニングします。
そこで、金具にショットブラスト処理を施して表面をわざと荒らし、接地面積を広げるのです。
その荒した凹みの部分にウレタンゴムがしみ込んでいき、がっちりと金具とウレタンゴムがつながる、というイメージをもって頂ければよいかと思います。
どういう場面で使われますか?
繰り返し使われるウレタンゴムローラーの芯金(アルミ・真鍮・鉄・SUS)の表面に施す。
チャック爪の金具の先にウレタンゴムがライニングされる表面に施す。
樹脂のローラーにウレタンゴムをライニングする時、樹脂の表面に施す。
古ゴムを剥がしたエンジンマウントの金具の表面に施す。
ウレタンゴム注型の金型の表面のアクを取る時に施す。
加工方法
まず、しっかり図面を見て、金具や芯金のどこにウレタンゴムをライニングするのかを確認します。
ウレタンゴムライニングの場所を確認すると、その他の部分はブラストの痕が残らない様にしっかりマスキングします。金具に厳しい公差が入っていると、もし金具に傷がついた場合、金具自体が駄目になってしまいます。
そうならないように、ライニングを行う部分以外のところマスキングをおこなって傷がつかないように細心の注意をはらいます。
当社の場合、ブラスト職歴が長いベテランの職人がしっかり対応いたします。
また、当社では、液状ウレタンゴムの加工工場である利点を生かして、ウレタンゴムを使ったブラスト治具を製作しています。
金具を丁寧に取扱い、傷を付けずにウレタンゴムライニングの工程にスムーズに移行できるよう、取り組んでおります。
ぜひ、ブラスト処理はウレタンゴム加工の立成化学工業所にお任せください。
ブラスト①号機
めっきを施されてる金具などのブラストに対応しております。
スイッチを入れると、ターンテーブルで金具が回り、ブラストが行われます。
しっかりとしたマスキング治具を製作し、決してブラストのタマが必要な範囲以外の部分に当たらないよう配慮しています。
ブラスト②号機
金具を直接持ってブラスト加工を行うことができるブラスト機です。
但し、①号機よりパワーが弱いので、めっき等が施されている金具をブラストする事には不向きな機械と言えます。
こちらのブラスト②号機は、複雑な形状で尚且つウレタンゴムライニング品に強力な力が掛からない製品のブラストを施すのに使用します。
また、金型の洗浄には最適です。特に、液状ウレタンゴムを注型した金型に残ったアクなどを除去する際にも使うことができます。