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C面加工c-processing

C面加工とは?

C面加工とは、文字通り角(コーナー)を取るという加工です。

端面がピン角になっていると、他所の部品や機械を傷つけてしまうため、C面加工を行って傷がつきにくくします。

どういう場面で使われますか?

C面加工をすることによって、ウレタンローラ等の端面がピン角にならずに緩やかになり、他の製品と接触する場面には緩衝役として大いに役立ちます。
ウレタンローラーの硬度が高めの場合はC面加工をすることをお勧めしますが、硬度が低めの場合はそもそも傷がつきにくいため、C面加工は不要なケースが多いです。

加工方法

当社では、主に3種類の方法でC面加工を行っています。

1. CNC研削盤を使用したC面加工方法
2. 汎用旋盤によるエアーグラインダーを使用したC面加工方法
3. 汎用旋盤によるバイト(専用の刃物)を使用したC面加工方法

それぞれの加工方法のメリットとデメリットは以下のとおりです。

 

①CNC研削盤を使用したC面加工方法

CNC研削盤にある加工プログラムを使用してC面取り加工を行います。
外径研磨などのプログラム作成時にC面取り加工のプログラムを組み込むことにより、研磨面と同軸上での面取りが行うことができ、高精度なお客様の品質要求にも対応することが可能となります。
デメリットとしては、大きな面取りになりますと加工に要する時間が多くなり、加工時間に比例して加工単価も上がってしまいます。
お客様の品質要求が高い場合は、こちらの加工法をおすすめしています。

 

②エアーグラインダーを使用したC面加工方法

汎用旋盤にエアーグラインダーをセットし、刃物台の角度を調節して研磨することで、C面取り加工を行います。
小さな面取りに限りますが、専用治具などを使用することにより短時間で大量のC面加工を施すことが可能となります。
デメリットとしては、砥石幅などの要因により大きな面取りができないケースもあり、また製品の治具への取り付け及び取り外しにより精度的にはCNC研削盤に劣ります。

 

③バイト(専用刃物)を使用したC面加工方法

バイト(専用刃物)を使用してC面加工を行います。
刃物台の角度を調節して切断することで、面取り加工を実現します。
比較的安価で加工できますが、精度はあまり高くないため、精度をそこまで求めない製品に使用する加工方法となります。
また、ウレタンゴム加工屋ならではの専用治具などを使用し、短時間で大量のC面加工を施すことが可能となります。
デメリットとしては、お客様の高精度な品質要求にはお応えできないことがあります。

お客様のご判断により、どの加工法を選択するかは、当社加工担当者、営業担当者とよくご相談の上ご検討ください。

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