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- ウレタンゴムへの溝入れ加工
溝入れ加工とは?
溝入れ加工とは外径研磨後の製品に後加工で溝をつける加工です。
溝入れする場合、以下の2つの方法があります。
・専用の刃物(バイト)で切削物に対して垂直に刃物を入れてウレタンゴムをむしり取る!というイメージで溝を入れる方法
・専用の砥石で切削物に対して並行に動きウレタンゴムを削り出す!というイメージで溝を入れる方法
その溝入れ加工で当社が注意する点は2点です。
①ウレタンゴム硬度の硬い(高い)場合と柔らかい(低い)場合で加工方法を変えています。
②エーテル系とエステル系でも加工方法を変えています
長年の勘と経験でそのウレタンゴムの組成や性質によって、加工する機械や方法を変えて対応しています。
当社の強みは、実際に社内にウレタンゴム注型をしてる作業者が居るという点です。
加工だけを専門にされている業者様の場合、実際にウレタンゴムを注型するところを見ることもありませんし、ウレタンゴムの化学的な専門知識も持ち合わせていない会社様が多いかと思います。
弊社はウレタンゴムの注型から加工まで社内で一貫してる!というのが加工専門業者様との大きな違いです(正しくコレが当社の強みです)。
どういう場面で使われますか?
半導体関係の設備の機械のローラー部などで使われます。
例えば、溝にプーリ―ベルトをセットし、ローラーなどとプーリ―ベルトを連動させて機械を動かします。
この溝がないと機械の機能が生かされません。
この溝こそがそのローラー部の肝であると言えます。
加工方法
汎用旋盤に溝幅に合った砥石を取り付けた後、エアグラインダーを装着してお客様ご指定の溝幅と深さに研削していきます。
ウレタンゴム硬度・物性・品質の3点を見直し、砥石の送り量・スピードを再確認して作業を進めていきます。
その点を疎かにすると、この溝入れ工程までに踏んできた工程が全て台無しになってしまいます。慎重に慎重を重ねて工程を踏んでいきます。
公差
溝の公差は一般公差になります。当社の売りであります“手のひらサイズのウレタンゴム加工”の外径は主にΦ30~Φ40です。
そのサイズでの溝加工の一般公差という捉え方になります。
それより大きくなりますと、溝入れ加工ができない可能性もございます。
その際は、事前に当社にご確認いただければ幸いです。