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- 古ゴム剥がし・古ゴム巻き替え
古ゴム剥がしとは?
現在お使いの金具に付着している古く劣化したゴムを剥がすことを古ゴム剥がしと言います。
劣化する主な要因は、加水分解による経年劣化、紫外線による経年劣化などです。
ウレタンゴムは耐候性に優れており、戸外で使用されるケースが多いのですが、長年ご使用になられますと劣化してきて、本来の力を発揮できなくなります。
そういった場合に、金具を再利用してウレタンゴム部分だけを新しくする「巻き替え」という作業を行います。
その際、まずは古くなったゴムを剥がす必要があります。
丁寧に劣化したウレタンゴムを剥がすことで金具を再利用でき、新品を作成するよりもコストを抑えることができます。
立成化学工業所では、ウレタンローラーの古ゴム剥がしのお仕事はたくさん頂いております。
どういう場面で使われますか?
元々使っているウレタンローラーのウレタンゴム部分が経日変化により劣化した場合、芯金の部分を再利用してウレタンゴム部分だけを巻き替えます。
その際に古いウレタンゴムを剥がして、金具だけの状態に戻します。
ウレタンゴムがライニングされている金具の方も大変高価なものであり、再利用することにより費用も安く済みますし、ECOにも繋がります。
お客様も喜ばれ、とても重宝がられている加工方法です。
加工方法
古ゴムを剥がす方法は3つあります。
古ゴムを膨潤する方法
溶剤(MEKやDMF等)に古ゴム付きの芯金を浸し、古ゴムを強制的に膨潤させ古ゴムを剥離させます。
接着面を破壊する方法
もともと処理されている接着剤の分子を破壊していきます。そうすることでウレタンゴムと金具の表面の間に使用されている接着剤の効果を削減していきます。熱を加えることでその接着剤の層を破壊して行きます。
古ゴムを強制的に剥がす方法
古ゴムを汎用旋盤にて剥がしていきます。古ゴムが付いているウレタンローラーをチャックで掴み回転させ、旋盤にセットされたバイト(刃物)を使って剥がしていきます。