最初このお客様から見積もり依頼を頂いた図面とは
違う図面が実際はご注文頂けました。
最初の図面の寸法ではなかなか上手くいかないと
いう事で、5種類の少しづつ違う寸法のモノを
ご注文頂けました。

少しづつ違う寸法というのは、外形は大きい寸法の方に
合わしておいてからそこから削り出しています。
又、内径は逆で小さい寸法の方に合わしておいて
そこから広げる(切削)すると言う方法を取っています。
当然と言えば当然ですね。

今回、ご依頼頂いた品物(ウレタン)の硬度は、50度ということで
ウレタンゴムの硬度としてはどちらかと言えば低い方の部類に
入ります。
そうすると、90度位の高い硬度に比べると切削・研磨する時に
どうしてもバイトや砥石に絡みつく(ネチャつく)ようになって
しまいますので、バイトや砥石のスピードを若干落として
あげないといけません。
逆に、高い硬度なら切削の時にむしり取るような格好に
なってしまいますのでその時も注意は当然必要です。