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- かんな送りローラー 80度 Φ65×Φ31×380L
かんな送りローラー 80度 Φ65×Φ31×380L
かんな送りローラー Φ65×Φ31×380L
注型(金型無し)+研磨加工
1週間(2本)
お客様が困っていた点
こちらのお客様は岐阜県のお客様です。私ども立成化学工業所の関西一円以外の
お客様以外では、結構な割合で岐阜県率です。
こちらの製品は、おそらく自社で何かを製作したり、削るのに使う
ローラーだと思われます。2本という単位なのでなかなか
頼むのに気が引けられたのかもしれませんね。
製作のポイント
今回の、製作のポイントは以下の3点だと考えられました。
1.汎用金型をどのように製作するのか
2.ウレタンゴム研削・研磨をどの機械でするのか
3.ウレタンゴム研削・研磨の砥石はどれを使用するのか
この3点でした。
①汎用金型は当社立成化学工業所が長年行って
います、アルミの3㎜の板を曲げて丸めました
注型面だけ少しアルミの板を立てて
流し口を製作しました。
②ウレタンゴム研削・研磨は本当なNC研削盤で
したい所でした。しかし、若干寸法が大きく
(長さ方向に)、苦渋の選択として汎用旋盤に
エアー砥石を取り付けて研削・研磨加工を
施しました
③上記に書きました通り
エアー砥石をしようしました。
PTMEG系硬度80度で注型しましたので
綺麗に研削・研磨加工を行いました
苦労した点
①汎用金型にての注型で困った点
少し、汎用金型の外径が思ったよりも大きく
製作したため、液状ウレタンを注型する
位置と金具の位置が遠すぎたため
エアーが咬みやすかったです。
そこでなるべく、ビーカーから
液状ウレタンが流れ出るのを
細く狭くして
ゆっくり注型するように心掛けました。
ここで大雑把に注型しますと
エアーが咬みやすくなるので
細心の注意が必要です。
②・③
ウレタンゴム研削・研磨で
一番怖いのはヤケという現象です
ヤケは砥石の送るスピードや
砥石を一度に送る距離にも関係
してきます
今回はエアー砥石による
自動送りを使いウレタンゴム研削・研磨
を行いましたので
その点は回避出来ました
注型の担当者が上手く流せた為
加工の担当者もスムーズに
ウレタンゴム研削・研磨加工を
行えました
後工程はお客様!の精神が
会社の隅々まで浸透している
証拠だと感じました