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研磨容器 内径ウレタンゴムライニング
研磨容器 内径 ウレタンゴムライニング
注型(金型あり)+注型面カット
2週間
お客様が困っていた点
コチラのお客様は実は以前からお取引が
あり定期的にお仕事を頂いておりました。
今回の製品は、芯金の内径にウレタンゴムライニングと
いう事で少しハードルの高いお仕事依頼でございます。
以前同等のお仕事をコチラのお客様から
頂戴していました。
しかし、当社の製作した品物に少し不具合が
あり、お仕事を手離した経緯がございます。
今回は、再びチャレンジする機会を頂きまして
本当に感謝しております。
製作のポイント
ずばり、芯金の内径のウレタンゴムライニングですので
如何に剥がれが起きないかを考える事が製作のポイントに
なります。
ウレタンゴムというのは当然、弾性体(引っ張ると元に戻る性質)
です。よって芯金の内径にウレタンゴムをライニングした後の
ウレタンゴムは剥がれよう剥がれようという力が働きます。
反作用の感じですかね。
逆に、芯金の外径にウレタンゴムをライニングする場合は
ライニングされたウレタンゴムは縮もう縮もうとする力が
働く為に、芯金を抱きかかえる様になります。
よってライニングされたウレタンゴムは当然剝がれにくくなります。
今回は
芯金の内径の処理について少し工夫を行いました。
処理=ショットブラスト+接着です
苦労した点
今回、苦労した点は注型面のカットでございます。
金具から出た(ウレタンゴムは宙に浮いてる状態)ウレタンゴムを
旋盤にセットされたバイトにて注型面をカットします。
よって旋盤のチャックで金具は挟む事は出来るのですが
ウレタンゴムだけはその旋盤が干渉しない所に存在します。
故に
旋盤を回転させた時に振れが出ますので
ストレートに切るのが容易ではありませんんでした。
ただし
其処はベテランの職人が職人の勘というモノを
駆使して対応をさせて頂きました。
この様に当社のお仕事の93%は
ハイテクと言うよりローテクのお仕事になるかもしれません。
しかしながら
人間の本来持つ繊細な能力をフル活用したお仕事です。
時代とは逆行してるかもしれません。
しかし
なかなか素晴らしいお仕事だと自負しております。