コチラのお客様は何度か見積りだけのやり取りがあり、納期的な面では当社が
魅力的な注型ウレタンゴム屋という風に捉えて頂きました。

但し、価格的には少し折り合いが付かなかったのは事実であります。

今回はどういった経緯でご注文に繋がったのはコチラでは推測できません。

恐らく、納期的な面で満足して頂いたのかなと考えております。

注型の製作ポイントは３つあります。

①なるべくライニングされる箇所以外はウレタンゴムが付かない
　様に工夫する
②板状の金具にウレタンゴムライニングをするので接着阻害に
　ならない様に原料ベースで工夫をする
③後加工がしやすい様、穴開く場所には予め治具を投入して
　注型ウレタンゴム加工の時点で穴が開く様に工夫する

上記の３つは注型ウレタンゴム屋ならではの工夫では無いかと
考えております。とかく、注型ウレタンゴム屋は流す(注型する)だけ！と
思われがちなのは事実です。しかしながら、ちょっとした工夫で
製品の仕上がりが全く異なったモノになるのも又事実です。

苦労した点も以下の３つです。

①ショットブラストのマスキング処理
②注型する時に如何に金具を安定させるか
③研磨加工の時に出来るだけウレタンゴムライニングされている
　箇所にテンションが掛からない様にする

今回、初取引をして頂き本当にありがとうございました。今後とも良い製品を製作出来る様
一生懸命させて頂きます。


その様な点を気を付けて。注型や加工に取り組みました。