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2024.05.20メチレンビスオルソクロロアニリンの取り扱い方の重要性!?

皆様!こんにちは。いつもウレタンゴム加工.COMのホームページをご覧
頂き誠にありがとうございます。もう、5月も半ばを過ぎておりこのまま
夏に突入しようとしていますね。皆様においては夏を迎える前に体調の方は
くれぐれもご自愛くださいませ。

さて、本日のblogの内容は我が会社の生業であります液状注型ウレタンゴム加工
において、ウレタンゴム原材料と同じくらい大切なMOCA(硬化剤)!正式名称は
題名にも書いておりますメチレンビスオルソクロロアニリンの取り扱い方について
我が社なりのポリシーをお知らせしたいと考えております。宜しくお願い致します。

当社の液状注型ウレタンゴム加工に於いて、実際扱う素材はウレタンゴム原材料(液状)
とその原材料に相性の良い硬化剤(顆粒状)の二つであります。このblogで度々お話しして
おりますウレタンゴム原材料の物性の安定における要素は以下の3つですね。

 

  1. 熱履歴
  2. 温度(加温)
  3. 湿度(水分)

 

この3つを原材料に過大な負荷を掛ける事なく一定の状態に保つことが大切だと当社は
考えております。その為に、熱履歴をなるべく少なくして、温度を過大に掛けない様にして
空気中のH₂に出来るだけ触れない様にさせております。そうする事で、いつもウレタンゴム
原材料をフレッシュな状態を保てるようにしています。結局、この様な活動を行う事で自社
の価値を高め=(イコール)お客様に貢献する事になるんですよね。

では、注型ウレタンゴム加工においてウレタンゴム原材料と共にとても重要とされている
ウレタンゴム原材料に対して相性の良い硬化剤はどの要素を守れば、ウレタンゴム製品の
物性が高まるのでしょうか。これはあくまでもウレタンゴム加工業を55年間して来た
我が社なりの拘りなので一概にコレだけ!という事(他の要素もあるかも)ではないと
考えております。MOCA(メチレンビスオルソクロロアニリン)にとって一番大切な
要素は


加温をし過ぎない事!


そうなのです。加温し過ぎて元々の淡黄色の硬化剤が茶褐色になってしまう事が一番
我が社としては恐れてる事です。その為に、私がこの立成化学工業所に入社していた頃
は、ワンショット・ワンショットの注型における硬化剤(ウレタンゴム原材料の種類や容量に
拠って変化する)を計量していました。

実は、其れで事が足りてる位、今の現状から考えますと多品種小ロットではなく小品種
小ロットだったかもしれませんね。現状の我が社の受注状況はコレ迄以上に多品種小ロット
につき、MOCAは一括で溶融させてそれを原材料の計量毎(ショット毎)に投入して攪拌作業を
行っております。


 

故に、その日の注型仕事が終わった際はこの様に綺麗にMOCAがなくなり、前の日に計量した
MOCAが正確無比にウレタンゴム原材料と同じだけ使われております。MOCAの残存が残って
いない状況です。





よって私が翌朝、その日の現場の職人さんが使用するMOCAの計量をする際には必ずこの
様にMOCAを溶融させる為に使用しているヤカンにはFreshなMOCAを投入する事が出来ます。
そうする事により勿論、ウレタンゴム製品の品質は格段にアップいたします。

 

何気ない活動です。しかし、コレが我が社のウレタンゴムの品質の安定化に繋がる重要な要素
だと私自身は信じでおります。

 

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