ウレタンゴム加工会社 2代目社長の挑戦ブログ

2014年09月17日
ウレタンの物性の評価について。
昨日、ウレタンの物性に対して、ご質問とクレームを別々のお客様から頂きました。 まず最初に、『お客様がどうしてウレタンゴムをお選びになるのか?』を考えてみました。 ローラーを例に考えてみましょう。 機械の内部に使われるようなローラーは、過酷な回転運動にさらされ、繰り返し使用されるため、耐久性・耐摩耗性が求められます。 関西風に言うなら“ちびらない”ことが求められているわけです。 一般的なゴムでもローラーとしての役割は果たせるのですが、耐久性などを考えると、ウレタンゴムに軍配が上がります。 ローラーだけでなく、緩衝剤として使う場合も同じです。 ウレタンゴム加工(特にキャスタブルタイプの)は、一般的なゴムと比べると、どうしても価格が高くなります。 それにはれっきとした理由があります。 ウレタンゴムは、加工に手間と時間がかかり、さらに職人技と言ってもよいような技術が必要だからです。 配合を少しでも間違えたり、撹拌のタイミングが少しでもずれたりすれば、それだけでもう必要な物性が得られません。 機械化できるような作業ではなく、100%、職人さんの手作業と言ってもよいぐらいです。 そのため、時間が掛かり、時間チャージを考えると、どうしても値段が高くなるのです。 それでもウレタンゴムを使いたい!とご依頼いただくのは、それほど他のゴムに比べると、ちびらない!からです。 耐久性が高いため、少々イニィシャルコストが高くても、ランニングコストを考えれば安くなります。 反対に、ウレタンゴムを選ぶ上で心配されるのは、加水分解をしないのか?ということです。 特に、エステル系のウレタンゴムを選ばれる場合、気にされるお客様が多いです。 以前よく使われていたアジピン酸エステル系では加水分解が起こりやすかったのですが、耐水性が増したカプロラクトンエステル系を使うようになってからは、加水分解の恐れがかなり取り除かれました。 耐熱性だけは唯一の欠点ですが、それも良質な材料を使ったウレタンゴムの場合、耐熱100~120度まで持つものもあります。 もしご心配でしたら、お問い合わせいただければお答えしますので、お気軽にご連絡ください。 話は変わって、昨日頂いた、ウレタンゴムの物性に関するクレームについてです。 納品させていただいたウレタンゴムのあるロットの分だけ、お客様が求める抗張力が出ていないということでした。 ただ、ご発注頂いた図面には、ウレタンの硬度、ウレタンの指定原料、寸法公差、エアー・ゴミなどの異物がないように、ということしか書かれていませんでしたので、完全なるクレームというわけではないのですが。 当社のウレタンゴムがお客様の役に立っていないということは、やはり真摯に受け止めなければいけないと思います。 注型ウレタンの場合、気温・湿度・原料の熱履歴・原料の温度・金型の温度など、いろんな条件が複雑に関わりあっているので、しっかり1個1個、条件がイレギュラーにならないようにチェックしていきたいと思います。 やはり、化合物(化学反応してできるモノ)は奥が深いです。 ※この下の写真は、本文とは全く関係ありません。

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