- ウレタンゴム加工.com
- 新着情報&ブログ
- ウレタンゴムについて
- ウレタンゴムライニング品
- ウレタンゴムと金具(鉄芯)の接着方法
2017.09.21ウレタンゴムと金具(鉄芯)の接着方法
当社立成化学工業所は注型ウレタンゴム加工を生業にして50年
が経過しました。ただ愚直に注型ウレタンゴム加工だけに特化して
商売を50年行ってきましたので
注型ウレタンゴム加工に関しては他社に負けない、経験や知識がある
と考えています。今回はウレタンゴムとアルミの結合(接着する)方法
についてお話しさせて頂きます。
このウレタンゴム加工.COMのホームページからのお問合せでお取引に繋がった
実際のお客様とのやり取りがございましたのでその一部を文章として残して
おきますね。
アルミ(いわゆる鉄芯)とウレタンゴムを結合(接着する方法)は下記の3つの方法が有ります
- 接着 ウレタンゴムとアルミの間に接着剤を塗布して
接着する方法 - 溶着 ウレタンゴムの表面を少し溶かしてアルミと接着する方法
この場合も接着剤は当社で今まで一番実績の有るモノを利用しています。 - 焼付 ウレタンゴム焼き付け(ウレタンゴムライニング)方法といいます
この結合(くっつける)方法が一番強力です。アルミを汎用的な金型にセットして
アルミと金型の間の隙間に注型ウレタンゴム(液状)を流し込み熱硬化、アルミと
接着剤(ウレタンゴムライニング専用)接着剤とウレタンゴムの2層の接地面が生まれる
それにより接着強度がより一層強化されウレタンゴムがアルミの金具から剥がれに
くくなります。
一つ付け加えさせて頂きますと、アルミとウレタンゴムを結合(接着)させる場合。
まず初めにアルミを脱脂して、ショットブラストを施す事は必須条件ですよね。
それは何故かと言いますと基本的にはアルミというのは酸化(錆び)易いので
油まみれでアルミは送られてきます
しかし、油まみれのままではショットブラストも接着剤処理も出来ませんので
しっかり脱脂を行います。
恐らくアルミの金具が油まみれのままショットブラストしてもブラストの球
がハジカレテしまいます。
その後
- ショットブラスト
- 接着剤処理
を行います。ウレタンゴムライニングされた製品でウレタンゴムが剥がれる事
が無い様に色んな創意工夫を施しています
上記の写真を見て頂くとお分かりだと思いますがショットブラストした
金具の表面は曇ったグレーになりますね。それがしっかりショットブラスト
が当たってる証拠だとも言えます。
ここで私どもの製造工程を一部紹介させて頂きますね。
ウレタンゴムライニング品(焼付けモン)
- ウレタンゴムがライニングされる金具・鉄芯を
受け入れ - 金具・鉄芯に付いている(錆止めの)油を脱脂処理
- 金具・鉄芯にウレタンゴムが強くライニング
される様にショット・ブラスト処理 - 金具・鉄芯にウレタンゴムが強くライニング
される様に接着処理
- ウレタンゴム原材料溶融
- ウレタンゴム原材料計量
- 硬化剤計量
- 硬化剤溶融
- ウレタンゴム原材料+硬化剤攪拌
- 熱盤に金型セット
- 熱盤を加温して金型にも加温が行き届く様に
セット - 金型にウレタンゴム原材料+硬化剤を攪拌した
原料を注型 - 所定の時間まで硬化させる(一次加硫)
- ウレタンゴム材料が硬化(一次加硫の反応終える)
したら脱型(金型から製品を取り出す) - 脱型した製品を一定の温度で加温されている
加硫炉にて加温(二次加硫) - お客様ご指定の硬度が出ているか確認(コレ非常に大切❣❣)
- 一昼夜加温(二次加硫)した製品を取り出しバリが
ある場合はバリを取る(仕上げ作業) - エアー・ゴミなどを確認(検査作業)をして出荷
- 感謝の気持ちを持って実際の納品や配送業者様に製品を渡す
になります。コチラの工程を踏んでウレタンゴムライニング品は行います。
ご興味がございましたら是非、当社に工場見学に来てくださいませ。
お待ちしております。
本日もコチラのウレタンゴム加工.COMのホームページのblogをお読みいただき
誠にありがとうございました。
- 藤井 裕之
キャロル360のエンジンマウントなんですが、再生できますか?
また、費用の方はいくらくらいになりますか? - 畠中
小林様
コメントありがとうございます。サイクリングパンツの尻パットは作った事はございません。しかしながら、製作出来る可能性はあると思います。ご連絡いただければ幸いです。
- 小林秀規
初めまして、ウレタンゴムの加水分解について調べていましたら御社のhpに辿り着きました。現在弊社ではサイクリングパンツの尻パットを作成→仕入れられる会社様を探しております。御社に実際作成した作例は無いでしょうか?教えてください。よろしくお願い致します。
- 畠中
北山様
コメントありがとうございます。
>姫路方面のお祭りで屋台(神輿)を移動させるのに、鉄車輪にウレタンをまいた車輪を用いた台車を使用しています。
その車輪のウレタンが剝がれているのですが、その様な張替は対応可能でしょうか?勿論、可能です。もし宜しければ姫路に行く予定がありますので
見に行かせて頂く事も可能です。メールにてご連絡下さいませ。畠中
- 北山敏明
姫路方面のお祭りで屋台(神輿)を移動させるのに、鉄車輪にウレタンをまいた車輪を用いた台車を使用しています。
その車輪のウレタンが剝がれているのですが、その様な張替は対応可能でしょうか?
お世話になります。
日本製鉄様向けの走行装置に使用されています、材質鉄(S35C)両鍔外径Φ230
車輪踏み面 Φ160±0.1 車輪溝幅:46mm ウレタンゴムを
車輪の底部 外径:Φ200±0.1 ゴムを接着加工
車輪は弊社で外注にて製作後御社にご支給といたします。
それで、ウレタンゴム加工費の見積もりのお願いです。
数量は4個です。
弊社の会社名:菅波物産大分株式会社
藤田と申します。
連絡先:097-551-1118
FAX :097-551-1117
以上となります。
宜しくお願いいたします。
図面は御社にFAXにてご案内いたします。
菅波物産大分株式会社
藤田様
コメント有難うございます。
FAX確かに受領致しました。
対応させて頂きますね
宜しくお願い致します。