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2018.09.28ウレタンゴムボール!!

これ位の大きさのお仕事もしております。Φ200のウレタンゴムボール。
中のアルミ芯はΦ140だったりΦ160だったりΦ180だったり致します。

見た感じは、液状注型ウレタンゴムライニングというのは簡単そうに
見えるかもしれません。しかしこれがなかなか難しいのです。

金型の形状が少し変わっていまして。ウレタンゴムを一定の方向から
注型いたしますとアルミ芯が軽すぎるとアルミ芯が浮遊してくるのです。

浮遊して来ると何が起こるかと申しますとアルミ芯に対して注型した
ウレタンゴムが均等にライニングされないのです。

注型の方向には殆どウレタンゴムがライニングされて無く、逆に金型の
底面の方にはウレタンゴムが多くライニングされてるのです。

例えば、Φ180のアルミ芯の場合でしたらウレタンゴムの外径は決まってる為、
Φ200×Φ180のウレタンゴムボールという製品に成ります。

普通に成型(注型)出来た場合は、均等に10mmづつウレタンゴムライニングが
されてるのです。しかしながらアルミ芯が浮遊してくると、一方は5mmで
ウレタンゴムライニングされてまた片一方は15mmというウレタンゴム
ライニングに成ります。

この、ウレタンゴムボールはどうも、このウレタンゴムボールを転がして何か
に衝突させて破壊するという役割を担っているらしいです。

勿論、上記の様に一方は5mm片一方は15㎜という風に偏肉すると、このウレタン
ゴムボールはまっすぐ回転しないので品物的にNGになります。

実は、一度目のトライは浮遊して来るとは分からず注型したため。脱型する時点で
驚いてしまいました。二度目からは、その教訓をいかし、アルミ芯が浮遊しないよう
に工夫致しました。

こういった未知のお仕事というのは有難いですね。お仕事を頂いてお金も頂いて、
尚且つ勉強にも成る。お客様に本当に感謝の品物に成りました。

有難うございました。感謝です。左がアルミ芯、右が完成品のウレタンゴムボールです。

 

 

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