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2010.04.01ウレタンゴムの成型温度と攪拌前のウレタンゴム原材料の適温について

熱硬化型ウレタンゴム成型をしています当社は熱盤いや金型の成型温度は105°±5°で管理しております。
特に低硬度の製品は金型の成型温度によってかなり物性に影響を受けるますので要注意です。

一般に熱硬化型ウレタンゴム加工において金型を低温度(90度位)で成型するとお客様がご要望されます
ウレタンゴム硬度より高硬度になり、高温度(120度以上)で成型するとウレタンゴム硬度が低硬度となります。

しかし、120度以上。金型の温度が150度以上になりますとウレタンゴムの分子構造が破壊されて
確かに見た感じはウレタンゴムで間違いないです。しかし、残念ながらウレタンゴムの特徴である耐摩耗性
などのウレタンゴムの強みである物性は持ち合わせていません。

ただし、分子構造が破壊された姿だけウレタンゴム製品の場合硬度計で製品ズバリを測定すると硬度計の針
が一定の値を示さず針が乱高下して硬度を持たないウレタンゴム製品になってしまいます。
いわゆるウレタンゴム不適合品になってしまいますね。

 

又、混合攪拌する前のウレタンゴム原材料の温度が低いと低硬度となり、ウレタンゴム原材料の温度が高いと高硬度になります。
但し、成型温度の影響ほどは顕著ではありません。普通のウレタンゴム製造会社ですとウレタン原材料の温度など
あまり気にしないかもしれません。

しかし、我が社は液状注型ウレタンゴムだけに特化した会社ですので
ウレタン原材料の攪拌時の温度にもシビアに管理しております。ウレタンゴム加工によるウレタンゴム原材料の
温度は80度位が正常とされています。

注型ウレタンゴム加工の成型において攪拌技術と注型技術以前に大事なポイントは以下の3点です。

  1. 配合(ウレタンゴム原材料と硬化剤)
  2. 温度管理(金型温度)
  3. 湿度管理(攪拌室)

この3点を疎かに致しますと、いくらウレタンゴム注型の現場作業員の腕が良くても良いものは製作出来ません。
何のお仕事でも、何のスポーツでもそうでしょうが基本を疎かにすると後で痛い目に合いますよね。

個人で出来る事はベストを尽くしてもらい、その他に個人(現場作業員)が出来ないハード面は会社でフォローをして
質の良いウレタンゴム製品を提供する努力をしていきますので安心してお仕事のご依頼を頂けますと
嬉しく思います。

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1件コメントがあります

  1. JDF(株)金子 より:

    ウレタン樹脂についてご指導ください。
    樹脂材に特殊な金属酸化物の粉(3μm)を混入させ回転ドラムでシート
    を試作しました。当初はテストで箱に流し込みt2mmでした。
    今回回転と同時に硬度を低下させてみました。結果、酸化物の量の比率
    が低下しました。
    硬度を下げるために酸化物の量をさげることになるのでしょうか
    コメントいただけましたら幸いです。

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