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2024.10.20最新鋭の5軸のマシニングセンター加工機は当社にはございません

皆様!おはようございます!本日もコチラのウレタンゴム加工.COMをご覧
下さり誠にありがとうございます。今回のblogは注型ウレタンゴム加工の
お話しで、このホームページのblogの本道の話しをさせて頂きますね。
宜しくお願い致します。


コチラのウレタンゴム加工.COMでも何度もお話しさせて頂いております。
当社のお仕事の100%の約92%は手作業仕事なのです。コレだけDX化
やAIやと言われております世の中で、その逆を行くお仕事だと言えます。
当社のお仕事は、手作業による人間らしい完全職人仕事です。ここで
何度も説明していますが今一度お仕事の流れを説明させて頂きますね。



注型ウレタンゴム加工の流れ(フローチャート)

ウレタン注型品の場合(金型品と呼ばれています)


  1. ウレタン原材料溶融
  2. 硬化剤溶融
  3. ウレタン金型用意&加熱
  4. ウレタン原材料+硬化剤攪拌 
  5. ウレタン原材料注型
  6. ウレタン一次加硫(金型内で加熱)
  7. 硬化した後ウレタン注型品を金型から脱型
  8. ウレタン注型品を加硫炉にて二次加硫
  9. ウレタン注型品の硬度確認(翌朝)
  10. ウレタン注型品の検査・仕上げ(基本的には注型品は研削・研磨なし)
  11. ウレタン注型品出荷

 

ウレタンライニング品(ウレタン焼付け品とも呼ばれています)

 

  1. 鉄芯(金具)受け入れ
  2. 金具(鉄芯)脱脂&強制乾燥&自然乾燥
  3. 金具(鉄芯)ショット&ブラスト
  4. 金具(鉄芯)接着剤処理
  5. 金具(鉄芯)の接着剤焼付け処理(強制乾燥&自然乾燥含む)
  6. 金具(鉄芯)を加熱した金型にセット
  7. 以下は↑ウレタン注型品と同等です。

 

実はこの18の作業(仕事)の中で機械でするお仕事は一つもありません。私どものお仕事は
人による人によって人が携わるお仕事であります。ウレタン注型屋というモノ(工場)は
基本的に人によって動かされています。


 

 

最新鋭の5軸のマシニングセンター加工機は当社にはございません

 

私共の会社は製造業という業界に属しています。しかしながら、工場(コウバ)の中に所狭しに
5軸と言われる最新鋭の機械が置いていて稼動している訳ではありません。プログラムを作成
して其れ通りにモノが出来上がる事も仕事の中でほんの一握りです(研削・研磨加工では少し
あります)

しかし、その手作業のお仕事が案外いや強烈に難しいのです。言い方を変換すれば❝奥が深い
❞のです。実は私共いや、私もこの頃の仕事の充実ぶり(世間的には忙しいと言うみたいですね)
で現場仕事を手伝う事が多いのです。平日に社員さんが現場仕事をして、土日に私が現場仕事
をするというスケジュールがこの6月位からずっと続いております。

普段現場仕事を一生懸命してくれている社員さんと普段はこの部屋に居て、経営戦略やblog
など現場仕事から離れている私とでは。。。(現場)力の差は歴然であります。勿論、普段現場
仕事を一生懸命してくれている社員さんの方の製作したウレタン注型品の歩留まりの方が
格段に上なのです。

それは、当社の手作業によるウレタン注型仕事というのはとても奥が深いという理由
からです。タイトルにあります様にNC加工機を使用されている加工業者様は其れは其れで
素晴らしいですし、私自身はそういった工場(こうじょう)←敢えて❝こうじょう❞と言ってい
ます。すいません。。。話しを戻します。そういった工場さんに見学に行かして頂いた時は心
の底から素晴らしい機械と素晴らしい技術だな!と感心しきりなのです。

しかし、そのハイテク(古いですかね)とは違う私達のローテク(コレも古いですね)の技術は
人間にしか出来ない機微(きび)が必要な仕事なのです。よって、本来なら私の様な経営や
マーケティングの仕事をしている身が手を出してはイケない現場仕事なのです。が、お客様
の納期もございますので私自身も工場(コウバ)に立ってウレタン注型をしているのです。

安心してくださいね。私が注型した品物は厳しい当社の検査員の合格を通らないと出荷しない
事は徹底しておりますので、不適合品が外部に流出する事はありません。




注型ウレタン加工にとって大切な3つの決まり事

 

私達、ウレタン注型のプロフェッショナルの立成化学工業所はコレだけは絶対守ると
いう3つの掟(決まり事)があります。

 

  1. ウレタン原料の温度は注型前に必ず測定をして必要温度に達してないと
    攪拌しない
  2. 金型の温度は必ず測定をして必要温度に達しないと注型作業に移らない
  3. 注型した後金型から脱型した製品はスグ加硫炉に投入する

 

 

この3つの共通項は何だと思いますか?其れは、熱を加えるという事です。私達
注型ウレタン屋は其れほど熱を加える事に拘りを持っており、常に如何にウレタン材料
に熱を伝えやすくするかを考えております。


私自身は其れを口酸っぱく現場の社員さんに説いています。しかしながら、その
説いている私自身が現場仕事をしている時に疎かにしてる事が偶にあります。
其れは、本当にそのまま製品の品質に顕われて来ます。恐ろしい位に正確に。

 

 

10年振り位にガッツリ毎週土日にウレタン注型仕事を行って来たこの半年。
今日で一旦ひと段落です。この半年私自身が気付いた事は。。。本当に


注型ウレタンゴム加工は奥が深い!


という事でした。私自身も再度勉強になりこの様な機会を頂けたお客様(大量にお仕
事を頂いた)には感謝しかございません。ありがとうございました。


改めて本日もコチラのウレタンゴム加工.COMのblogをお読みいただき誠に
ありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。


 

 

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