ウレタンゴム加工会社 2代目社長の挑戦ブログ

2010年02月23日
エーテル系とエステル系の違い

ウレタンゴムにはエーテル系とエステル系の2種類があります。

エーテル系は、結合分子内に―O―を持っており、これはH2O(水)に影響されません。
つまり、加水分解を起こしません。

エステル系は、結合分子内に―COO―を持っており、これはH2O と反応して―COOH(酸)と―OH(アルコール)に分解されやすいので一般的に耐水性に劣ると言われていますが、カプロラクトンエステル(―OC-(CH25―O ―)を使用すると従来のエステル系(-HC00― (CH24―COOH)よりも耐水性は改善されています。
特に湿潤状態がひどくなければ問題ありません。
また、エーテル系は耐油性に優れていおり、機械強度も高いです。

 エーテル系とエステル系は用途によって使い分けます。

有    機   基分子凝集エネルギー
―O―(エーテル)1.00(Kcal/mol)
―COO-(エステル)2.90(Kcal/mol)

有機基の分子凝集エネルギー(Kcal/mol)

例えば硬度90度(ショアーA)のものでは
エーテル系 400~450Kg/cm2
エステル系 450~600Kg/cm2
が目安です。


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5件コメントがあります

  1. 坂野 より:

    エステルゴムとエーテルゴムの違いについて教えてください。
    1、同じ硬度での摩擦係数の差
    2、化学反応熱の差
    3、液相から固相へ変わる場合の凝固熱の差

    エーテル系のゴム車輪の初期剥離が発生していますが、上記3項の問題であると考えています。エステル系に代えるべきかと苦慮しています。

  2. 坂野様

    コメント有難うございます。
    少し正確を期してお答えしますので、少しお時間下さい。

    宜しくお願い致します。

  3. 坂野 より:

    実は金属材料にライニングしていましたが、界面での凝集剥離のようなものが起き、これは収縮歪のせいであるとして注型ではない方法はないかと思案していた次第です。ドイツの鉄道車輪では接着組み込みで事故が起きたのはもう10年以上でしょうか。なかなかゴム材料は難しいです・・・

  4. 劉茂開発 より:

    エステル系ウレタンゴムとエーテル系ウレタンゴムの違いをご教示願います。強度と耐久性の数字。
    グラフで表されると、助かります。

  5. 劉茂開発様

    コメント有難うございます。とある文献から引っ張り出してくる
    データ(グラフ)しか有りませんので。

    ここに公表する事は出来ませんので、メールアドレスに
    空メールを送って頂ければ、折り返しデータをお送り
    します。宜しくお願い致します。

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