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2021.08.11モカリッチ(硬化剤過多)の検証を行ってみました。
当社立成化学工業所は
ウレタンゴム加工販売を52年行って
きましたので
注型ウレタンゴム加工に関しては
他社に負けない、経験や知識があると
考えています。
ウレタンゴム加工で見積もりをご依頼される時は
3社に相見積もりを取ってくださいませ。
ただし、その一つに
創業52年ウレタンゴム一筋の立成化学工業所
を加えて下さいませ。
私どもの会社は
注型ウレタンゴム屋です。
簡単に言って
やる(仕事する)事は
とてもシンプルです。
ウレタンゴムの原材料
+
硬化剤(MOCA)
を投入して攪拌
して
金型に注型するだけです
短く言えば
混ぜて流すだけ~(^_-)-☆
という事です。
ただし
簡単な仕事ほど
実は奥深かったりするんですよね。
今回は
ウレタンゴムローラーの焼け
について検証してみました
実は
以前から
液状注型ウレタンゴムの
成型(注型)をした後に
ウレタンゴム研削・研磨加工を
した時に
少し焼け(スコーチ)
が出る時がございました。
そんな時は
少し生産活動を見直し
チェック点を挙げて行きます
- 熱盤(金型)の温度はどうなのか?
- 原材料の温度はどうなのか?
- 硬化剤(MOCA)の温度はどうなのか?
- 攪拌時の湿度はどうなのか?
- 攪拌の時間は適切か?
などを主なチェック項目にしています
その5項目のチェックの為に
成型(注型)した品物が上記の
ウレタンゴムローラーです
パイプ状になっていますが
この後
カット機で輪切りにカットして
ワッカ状に製品はなります。
- 熱盤(金型)の温度はどうなのか?
熱盤(金型)の温度は
設定通り(メーカー様推奨の)に
〇〇℃±5度でした
- 原材料の温度はどうなのか?
原材料の温度も
設定通り(メーカー様推奨の)に
〇〇℃±5度でした
- 硬化剤(MOCA)の温度はどうなのか?
硬化剤(MOCA)の温度だけ
加温を続け異常値にて
溶融を行いました
- 攪拌時の湿度はどうなのか?
攪拌時の温度も
設定通り(メーカー様推奨の)に
〇〇℃±5度でした
- 攪拌の時間は適切か?
コチラの場合
当社規定による時間を守り
攪拌を行いました
一つだけ異常値を検知させ
ある意味異常値による
ウレタンゴム加工(注型)品
を
製作してみました
結論は
ウレタン硬度80度の品物
↓
(現場作業員の日報の記録をそのまま引用しています)
「硬化剤熱過分の検証。
(硬度不足(現物70度ほど)により製品としての使用は禁止。)
研磨自体は問題無し→通常の加工条件で研磨。
切粉の状態は良好。(但しいつもよりは少し薄茶かかっています。)」
という結論に達しました。
当社の本当の狙いは
ウレタンゴムの研磨加工時に
摩擦熱にてウレタンゴムが
溶け出す所が見分出来る事!
でした
しかし
案外
研磨は出来てしまった為
もう一度どこかの部分で
異常値を出し
検証し直す結果となりました。
但し
やはり、品物としては
お客様に納品できる代物では
なく
モカリッチの検証としては
間違いなかったと言えます。
モカリッチは
なぜダメなのか?
その辺りは
また、後日に話させて頂きますね
本日はお読みいただき
誠にありがとうございました。
- 畠中 浩
匿名様
コメントありがとうございます。
> #90=硬度90=90A でしょうか?
正解です。宜しくお願いします。
- 匿名
#90=硬度90=90A でしょうか?
- risseiadmin
株式会社前田様
コメントありがとうございます。
軸部がSSという事なら、ウレタンゴム部のみの巻替えで充分かと思われます。
宜しくお願い致します。写真か簡単なマンガ図でも送って頂ければ見積もり
をさせて頂きます。
mail info@rissei-kagaku.co.jp FAX 078-927-5114
です。 - ブルーイングテクノロジー株式会社
お世話になります。 ブルーイングテクノロジー(株)前田と申します。
・今回外国製のターンテーブルで使用されていますローラーを交換しようかと思っています。
外径130φ、厚み40mm、内径25φ 軸部材質:SS ゴム材質:ウレタン
摩耗により外径が120φ程度になっているので交換したいのですが
こちら沖縄県を考慮した上で、全部新規 OR ゴム部のみ巻き替えがいいのかわかりません。
御検討宜しくお願い致します。 - risseiadmin
スズキ様
コメントありがとうございます。お返事が遅くなり申し訳ありません。
同等品の製作になると思われます。順序と致しましては以下の様になります。
スズキ様のお持ちのエンジンマウントを送付して頂く
↓
状態を見て製作可能かどうか判断(製作不可の場合ご返送させていただきます。)
↓
製作可の場合 見積もり返答
↓
見積もりでOKの場合
↓
①ゴム型製作(スズキ様のエンジンマウントを基準にして)
↓
②スズキ様のエンジンマウントを解体
↓
③スズキ様のエンジンマウントの金具の部分をゴム型に
セットして出来た空間(元々ゴム部だった所)に液状の
注型ウレタンゴムの原材料を注型する。
↓
④ゴム型から製品を取り出し後工程(仕上げ)を施す
↓
⑤出荷概算見積もりです
ゴム型製作費 @30,000~40,000
エンジンマウント製作1対(2個)@50,000~60,000
位です。スズキ様のエンジンマウント現状により
見積もり金額は上下致します。
ご検討のほどよろしくお願いします。立成化学 畠中
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