ウレタンゴム加工.com

新着情報&ブログblog

2010.02.17そもそもウレタンゴムプレス加工ってする必要あるの!?

いつもコチラのHPをご覧になって頂き誠にありがとうございます。コチラのblogは
2010年2月17日に書いたblogをリライトさせて頂きました。

2010年と言えば、コチラのウレタンゴム加工.COMを立ち上げたばかりでした。
ブログとは何か?又、お客様にどんなブログでお役立ち出来るか分かりませんで
したので非常に拙いblogを書いてしまい申し訳ありません。

アレから12年経過して既に記事も1000を超えて来たのでウレタンゴム製品を
ご所望されるお客様に必要で刺さるblogを書いていきます。

タイトルの通り❝そもそもウレタンゴムでプレス加工って必要なのか!?❞っという
答えを書きますと必要です!とお答えいたします。では、なぜウレタンゴムでプレス
加工が必要なのかをお話しさせて頂きたいと存じます。

ウレタンゴム加工の立成化学工業所の先代の社長である私の父はウレタンゴムプレス
加工の事を邪道(じゃどう)!!だと良く言っていました。何故かと言いますと、其れ
ほど当社の成型方法のキャスタブルタイプのウレタンゴム加工でウレタンゴムプレス
加工は難しいからです。

キャスタブルタイプのウレタンゴムの本来の成型方法は大気圧の状態で行うのです。
大気圧というと大袈裟な言い方ですが金型にキャスタブルタイプのウレタンゴムを
成型する場合何の圧力も加えないという事です。僕らウレタンゴムの業界でいうと
❝注型しっぱなし❝っという感じです。

基本的な合成ゴムの製作方法はプレス加工が100%と言えます。(間違えていたら
申し訳ございません。)その中で。。。


  1. 送り焼き
  2. 押し出し焼き
  3. 真空プレス焼き

 

というのがあるんだと認識しております。私は、注型ウレタンゴムの所謂、キャスタブル
タイプのウレタンゴムのプロですので想定で話しています。詳しくは、ゴム屋さんのホーム
ページをご覧下さいませ。

 

そこで、話しは戻るのですが何故注型ウレタンゴムの加工においてプレス加工が先代である
父親に邪道だと言われた要因は次の3点が考えられるかなと思われます。

  1. 液状注型ウレタンゴムは熱盤(ヒーターの熱源が入っている板)の上で
    一次加硫が行われる。
  2. 液状注型ウレタンゴムの場合、背の高い(Lが長い)製品も縦注型
    する事がある。
  3. 液状注型ウレタンゴムの場合、液状なので熱の伝わり方が上下
    での差が大きい。

(ココから、2025年7月14日のリライトです)
 ↓


特にこの3点の中で、下の2、3点の所が大きな要因だと想像されます。背の高い(LやHが
長い・高い)製品の場合、どうしても一次加硫(熱硬化)の時間に製品の上と下にタイムラグ
があるのが大きな要因だと言えます。

 

製品の上の方はまだ熱硬化が始まっていないのに、製品の下の方はもう熱硬化が終わっている
のです。タイムラグがありプレスのタイミングが微妙になってくるのです。それ故!当社の先
代の社長は、ウレタンのプレス加工は邪道だ!と言ったんだと思っています。

 

しかし、優秀な社員さんがそのタイミングをバッチリ掴むことに成功したので、もう当社に
とってウレタンのプレス加工は邪道ではありません。ウレタン屋の本道です!!

 

ウレタンのプレス加工は、ウレタンの密度がアップしてそれに伴いウレタン製品自体の物性
の抗張力がアップします。今、ウレタン製品をオール加工でなされてて、物性や形状の安定化
にご不満のお客様には、是非ウレタンプレスで製品を作る事をお勧めいたします。



イニシャルコスト(金型代)は掛かります、しかし長期に見ますとランニングコストで取り戻せ
ますので一度お考え下さいませ。ご連絡お待ちしております。



本日も拙いブログを読んで下さり誠にありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。

 

 

関連のありそうな記事

コメントをどうぞ

お名前
メールアドレス
URL
コメント本文

ウレタンゴムローラー復活サービス 古くなったゴムローラーを巻き替えします

ウレタンゴム加工のことなら何でも!
お問い合わせ・お見積もりはお気軽にどうぞ!

受付9時〜18時(休み:土日祝)078-927-5112  078-927-5114
ウレタンゴムのことならお問い合わせください!
ウレタンゴムローラー復活サービス 古くなったゴムローラーを巻き替えします
© 2025 株式会社立成化学工業所
TOPへ