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2024.07.22ウレタンゴムと温度とガラス転移点の相関関係は。。。

皆様!こんにちは!!いつもウレタンゴム加工.COMのホームページを
ご覧下さりありがとうございます。株式会社立成化学工業所がございます
神戸市も梅雨明け宣言をし、本格的な夏を迎えております。其れにより
暑い・(当社の現場が)熱い日々ですが、皆様におかれましては如何お過ごし
でしょうか。どうか、体調管理にはお気を付けて下さいませ。

本日は、そんな暑い中にちょっとひんやりした話題をお届けいたします。
と言いましても、勿論怪談話しとかではなくウレタンゴム原材料が凍る!
そうです!!ウレタンゴム原材料のガラス転移点(結晶化)についてお話し
ていきたいと存じます。少しばかりお付き合い下さいませ。

 

結晶化をウィキペディア先生で調べてみました。


結晶化(けっしょうか、: crystallization[1])は、
均一な溶液から固体結晶が生成する、自然、または人為的な過程である。

化学では、固体と液体を分離する技術のひとつ。 


化学的には、固体と液体を分離する技術の一つ。となっていますね。コレをウレタン
ゴム屋的にはどの様に説明したら良いのか。。。少し考えてみました。





(2024年2月に撮影しました)

 

上記の写真がウレタンゴム屋の結晶化と呼ばれる化学反応です。ウレタンゴム原材料
がガラス転移点の温度に達した時にこの様に結晶化します。液体から固体になって
しまう(自然的に)という現象かと思われます。この結晶化した化合物の写真は
実は2024年2月22日に撮ったモノなのです。

私達のお仕事!液状注型ウレタンゴム加工の中の注型という工程も、勿論液体
(ウレタンゴム原材料)から固体(ウレタンゴム注型製品)になるという現象も引きおこ
します。しかし、それは作為的(人為的)に起こした(熱を加えて反応させる)モノで
ありますので、勿論結晶化とは言いませんよね。

そもそも、ウレタンゴムの結晶化というのはTg(ガラス転移点)という言葉で
表現いたします。そのガラス転移点(Tg)もウィキペディア先生でやはり調べて
みました。

 

ガラス転移点(ガラスてんいてん)はガラス転移が起きる温度であり、
通常Tgと記される。

ガラス転移

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液体からの冷却

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液体をある有限の速さで冷却していくと結晶化せずに過冷却液体になる。
さらに冷却を続けると結晶化することもあるが、多くの場合は準安定
アモルファス固体、すなわちガラスになる。この過冷却液体からガラス

に移り変わることをガラス転移という[1]



最後のこの過冷却液体からガラスに移り変わることをガラス転移という。。。と
いう文章がとても分かり易いですよね。ちなみに過冷却液体ではない場合は
ガラスに移り変わる事にはならないですよね。

 

 


(2024年6月に撮影しました)




このウレタンゴム原材料も一応、硬化剤というモノを介していなくても液体
(ウレタンゴム原材料)から固体(ウレタンゴム原材料の塊)に変化(昇華)していき
ました。しかし、結晶化にはなっていない感じですし、季節が6月でしたので
過冷却液体の状態には到底辿り着きませんでした。

ガラス転移点には明らかに到達はしませんね。結局、ウレタンゴム屋の社長で
ある私は何を言いたかったのでしょうか。あっ、思い出しました。

日本には四季があります。春・夏・秋・冬と色々と季節は巡ってきます。その
巡って来た季節・季節で我が注型ウレタンゴム加工業!いわゆる化学(バケガク)
を扱う我が社はその季節特有に起こる気象現象に振り回されるのです。
仕方がない事ですが。。。。



  • 春・秋 比較的、液状注型ウレタンゴム屋とっては良好な季節(温度・湿度良好)
  • 夏   高温多湿で一番厄介な時期。加水分解や炭酸ガスの発生に気を付けないと
  • 冬   湿度は低いのは有難い。しかし、低温過ぎると結晶化する恐れがある

 

 

 

 

上記の点を踏まえまして、注型ウレタンゴム屋が良い製品を製作出来る為には何が必要か!?
と考えてみました。実は難しいことではありません。それは。。。ただ一つの事なのです。

 

受け入れる!!

 

という事!この一点だと我が社は考えております。色んな事がこの世の中では起こります。
勿論!製造業である我々にも色んな阻害要因が出て来ます。其れにいつまで経っても
反論(反撃)を行っていたらダメなんですよね。その要因と仲良くならないとダメです。
この数年で本当にこの事はよく分かりました。常に、どんな状況でも。。。

 

わーい!やったぁ~!!ありがとう!!!

 

と受け入れる事ですね。そうすれば必ず道は開けると信じています。あっ、最後はchemical的
な事ではなくspiritual的な事になってしまいましたね。まぁ、コレも人生だという事でお許し
下さいませ。今日は少し焦点がぼやけましたかね。。。

本日も長文をお読みいただき誠にありがとうございました。
我が社のモットーはどんな事象とも仲良くなり、それを受け入れより良き対応をしていく!!
です。そんな立成化学工業所を今後とも何卒宜しくお願い致します。

 

 

 

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