ウレタンゴム加工.com

新着情報&ブログblog

2020.05.19ポットライフって何!?ウレタンゴム屋的に考えてみた。

当社立成化学工業所は注型ウレタンゴム加工を生業にして
50年が経過しました。ただ愚直に注型ウレタンゴム加工だけに
特化して商売を50年行ってきましたので注型ウレタンゴム加工
に関しては他社に負けない、経験や知識があると考えています。


ウレタンゴム加工で見積もりをご依頼される時は3社に相見積
もりを取ってくださいませ。ただし、その一つに創業50年
ウレタンゴム一筋の立成化学工業所を加えて下さいませ。

 

さて。。。ポットライフという言葉を私達ウレタンゴム屋
は良く使います


いったいどういう意味でしょうか


英語で書くとPotlife(ポットライフ)です。

 

 

 

 

可使時間という意味になります。

 

 

 

 

昔取った杵柄で、辞書を調べてみました。残念ながらPot=可使
という和訳はありませんでした。

Potlifeというのでもう一つの単語になっているんですね。
おそらく化学用語になっているのではないか?と想像されます。

 

lifeは寿命とか、有効期間とか任期とかになっているので
ひょっとしたら壺や瓶に入ってる(材料)の有効時間という事かもしれませんね。


化学的にPotlife(ポットライフ)を説明いたしますと

 

主剤と硬化剤を混合して
使用する2液型の

塗料、接着剤、
シーラー、樹脂などにおいて

主剤と硬化剤、触媒を混合調整すると
反応が進み、ゲル化がおこり硬化する。

その硬化するまでの(有効な)時間を
Potlifeと言います。

 

当社の液状注型ウレタンゴムの場合も主剤(ウレタンゴム原材料)と
硬化剤を攪拌して反応させる二液性の材料と言えますね。


それ故にお客様からお仕事のご依頼を受けてウレタンゴム硬度の
選定になったときに

 

どの材料を使用しようか!?

 

  • エーテル系
  • エステル系

どちらにしようか?

 

エーテル系の中でも

 

  • PPG系(ポリプロピレグリコール)
  • PTMEG系(ポリテトラメチレンエーテルグリコール)

どちらにしようか?

 

 

エステル系の中でも

 

  • アジピン酸エステル系
  • カプロラクトンエステル系

 

どちらにしようか?等を考えます。

勿論強度などを最優先するのは間違いないのです

 

 

もしウレタンゴム原材料が同程度のなら物性でしたら
Potlife(ポットライフ)が長いウレタンゴム原材料を選択する!!
というの考えも当社にはあるというのも事実ではあります。


当社は
また金型の汚れ具合が違う
材料も選択の一つとして入れています

 

50年の経験の蓄積から
このウレタンゴム原材料は
使用する金型が汚れにくい。。。

 

というのも知っております。

 

こういう業界の
場合

 

金型というのは
100%お客様の持ち物です

当社は預かっている
だけです。


汎用(一般的に使える)金型は
別です。



その製品を作る為の
専用の金型はお客様の
所有物です。

 

よって
当社にて綺麗に保管しておく
義務がございます。

 

その際
ウレタンゴムのアクが付きやすい
原材料を使うより


ウレタンゴムのアクが付きにくい
原材料を使う方が
金型を優しく保管が出来ます。


ウレタンゴム材料の選定は
そういう意図も考慮しています。

 

 

これも
50年の内にいろんな経験を
させて頂いたからですね。

 

全てはお客様のお陰だと
言えます。

今後とも
お客様の声に真摯に耳を傾け

社業に邁進する所存です


何卒
ウレタンゴム加工の立成化学工業所
を宜しくお願い致します。

 

 

 

 

関連のありそうな記事

コメントをどうぞ

お名前
メールアドレス
URL
コメント本文

ウレタンゴムローラー復活サービス 古くなったゴムローラーを巻き替えします

ウレタンゴム加工のことなら何でも!
お問い合わせ・お見積もりはお気軽にどうぞ!

受付9時〜18時(休み:土日祝)078-927-5112  078-927-5114
ウレタンゴムのことならお問い合わせください!
ウレタンゴムローラー復活サービス 古くなったゴムローラーを巻き替えします
© 2024 株式会社立成化学工業所
TOPへ