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2023.06.09品質革命:加硫がもたらす驚きの効果
皆様!コチラのウレタンゴム加工.COMのブログへようこそ。
いつもご拝読下さいまして誠にありがとうございます。本日もウレタンゴム
に関しての貴重な情報を貴方様だけにお送りさせて頂きます。
今回はここ数年当社が何故ウレタンゴムの製品の品質が上がって来たのかを自社目線
ですがwwお伝えしようと考えております。
私共注型ウレタンゴムの製品が出来るまでの工程はコチラの読者の方でしたら
既にお分かりだと思われますが、今一度お伝えしておきますね。
- ウレタンゴム原材料溶融
- ウレタンゴム硬化剤溶融
- ウレタンゴム原材料計量
- ウレタンゴム硬化剤計量
- 熱盤にて金型加温
- ウレタンゴム原材料&硬化剤配合
- ウレタンゴム原材料&硬化剤攪拌
- 注型ウレタンゴム材料注型
- 金型内での注型ウレタンゴム材料一次加硫
- 金型内から注型ウレタンゴム製品脱型
- 注型ウレタンゴム製品二次加硫(加硫炉内にて)
- ウレタンゴム研削・研磨(加工品のみ)
- 注型ウレタンゴム製品仕上げ検査
おおよそこの様な13工程を踏みお客様からご用命頂いた注型ウレタンゴム製品
は出来上がって来ます。
勿論、注型ウレタンゴム製品を製作するのに一番大切な工程は⑦の攪拌工程です
この工程を職人さんが、極端な言い方をしますと安易に鼻歌を歌いながら行い
ますとどえらい(酷い)製品が出来上がります。その次に大切な工程は⑧の注型工程
です。ミソは如何に金型にある空間を液状の注型ウレタンゴムで埋めていくかという
事です。
それでも大切(重要)度は攪拌:注型=8:2と言われる位、注型ウレタンゴムでは
攪拌工程が大切です。
其れはどの注型ウレタンゴム屋さんでしたら分かってる事実でございます。よって、
今回は当社立成化学工業所は敢えて加硫工程!そぉ二次加硫工程にスポットを与えて
みました。
実は、上記の加硫炉①は私がこの会社に入社した時からございます古の加硫炉です。一次
加硫し終わった注型ウレタンゴム製品を二次加硫する為の二次加硫炉は、この一台しか
ありませんでした。
実は上記の工程の中の①ウレタンゴム原材料の溶融もこの加硫炉で行っていました。そう
なのです。設定温度が違うウレタンゴム原材料の溶融と注型ウレタンゴム製品二次加硫を
同じ加硫炉内で同時に行っていたのです。言い方は本当に申し訳ないほど汚いのですが。。。
味噌も糞も一緒だったのです(T_T)
勿論、ウレタンゴム原材料を加温するのには高すぎる温度、一次加硫が終わった注型ウレ
タンゴム製品を二次加硫をするのには低すぎる温度でした。
私共は、高品質のウレタンゴム製品を作る!本物のウレタンゴムを追究する!!と言いながら
社内での方策は、ダブルでウレタンゴム製品の品質の低下の方向に進んで行ってたのです(T_T)
それを改善しようと先代(ウチの父親)が社長最後の任期の2004年7月に下記の加硫炉を
置き土産で購入してくれました。
2004年当時で約400万円ほどした加硫炉です。中は温風が舞う様に羽根が付いており
製品に一定の温度の風があたり、充分な二次加硫を施せる様式になってる二次加硫炉です。
私的には、其れでもまだまだ品質の向上の余地は残されてると考えていました。その後も
色んなこと細かい決め事を現場作業員さんに求めました。はっきり言うと恐らく社員さん
はメンドクサイ事言うなぁ~っと思われたと感じています。
そのこと細かい事は又次の機会にお話ししますね。
それでも、ウレタンゴム製品の品質の向上だけは諦めませんでした。そして、ここ数年
その品質向上の花が咲こうとしている予感があります。
何故なら、本当にここ数年の注型現場でウレタンゴム製品を作ってくれてる社員さんの
製品のウレタンゴム硬度がすごく安定してるのです。メーカー様が出して下さってる
パンフレットに載って居るウレタンゴム原材料の指定硬度に合致してるからです。
上記の毎日計測しているテストピースの硬度記録帳の数字を見てると一目瞭然
です。本当に素晴らしい位お客様の要求硬度が出ています。
それは、しっかりとした本来のウレタンゴム原材料が持つ物性が出てる証だと
言えます。よって品質向上に繋がっていると。。。
ウチの会社のお仕事は、本当に全てが人間による人間の才能による人間の機微
によるお仕事です。手を抜くとキッチリとウレタンゴム製品の品質に出て来ます。
よって、私自身は殆どの事がいい加減ですが、ココだけは譲れない精神でコレから
もお仕事を進めて行きます。
そんな本当に小さな小さな零細企業のウレタンゴム加工の立成化学工業所ですが
何卒宜しくお願い致します。
本日も拙いblogをお読み頂き誠にありがとうございました。
- risseiadmin
スズキ様
コメントありがとうございます。お返事が遅くなり申し訳ありません。
同等品の製作になると思われます。順序と致しましては以下の様になります。
スズキ様のお持ちのエンジンマウントを送付して頂く
↓
状態を見て製作可能かどうか判断(製作不可の場合ご返送させていただきます。)
↓
製作可の場合 見積もり返答
↓
見積もりでOKの場合
↓
①ゴム型製作(スズキ様のエンジンマウントを基準にして)
↓
②スズキ様のエンジンマウントを解体
↓
③スズキ様のエンジンマウントの金具の部分をゴム型に
セットして出来た空間(元々ゴム部だった所)に液状の
注型ウレタンゴムの原材料を注型する。
↓
④ゴム型から製品を取り出し後工程(仕上げ)を施す
↓
⑤出荷概算見積もりです
ゴム型製作費 @30,000~40,000
エンジンマウント製作1対(2個)@50,000~60,000
位です。スズキ様のエンジンマウント現状により
見積もり金額は上下致します。
ご検討のほどよろしくお願いします。立成化学 畠中
- スズキ
お忙しいところ恐れ入ります。
エンジンマウントの補修を検索して辿り着きました。1989年式のホンダ車で、メーカー廃盤に苦しんでいます。
現在装着中のマウントは15年前に取付けた物ですが、動きが多いマウントに亀裂が出始めています。また、エンジンの重量により全体的に下側に偏心しています。これを補修か補強、あるいは同等品を製作していただく事は可能でしょうか。
費用、所要時間なども含めて御案内いただけたら幸いです。
何卒、宜しくお願い致します。 - risseiadmin
井上様
コメント有難うございます。
>回転センター最大経110程度75度の円錐形の物にウレタンを巻くことは可能でしょうか?
勿論、可能でございます。図面か実物がございましたらお見積りをさせて頂きます
宜しくお願い致します。 - 井上
回転センター最大経110程度75度の円錐形の物にウレタンを巻くことは可能でしょうか?
- risseiadmin
熱田様
コメントありがとうございます。
金額と日数は出来ましたらローラーを送って頂き現物を拝見させて頂き
判断させて頂きたいです。>前回と同じようにゴムが溶けたようになって、それが加工木材に付着してネバネバしています。紫外線でそうなるのでしょうか?
ネバネバの原因は一概には言えませんが、可能性と致しましてはウレタンゴム製品の特徴(欠点)であります
加水分解の恐れがあります。特に、湿気の所に長い間あったり、水が掛かる事があったりすると
ウレタンゴムローラーの製造の段階でウレタンゴム原材料と硬化剤の攪拌の時に少しだけ不具合が
あったかもしれません。あくまでも可能性の一部ですが。
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