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2024.07.16注型ウレタンゴム屋が現場でマスクをする理由とは!?

皆様!こんにちは。いつもウレタンゴム加工.COMのホームページを
ご覧になってくださり誠にありがとうございます。連日連夜厳しい
暑さが続きますが、コチラの読者の皆様におきましてはお身体の
方はくれぐれもご自愛ください。

今回のblogの内容は、ウレタンゴム原材料の化学(バケガク)的な事
を少しお話しさせて頂きます。その化学(バケガク)的な事がどうして
マスクと関係があるのかは追々お話しさせて頂きますね。

私共の注型ウレタンゴム屋が扱うウレタンゴム原材料にとって何が
一番厄介(悪影響)を与えるのか!?と申しますと。。。ココで何度も
お話しさせて頂いておりますが以下の3つでございます。

 

  1. 熱履歴
  2. 加温(高温の温度を掛ける)
  3. 湿度(水分を含ます)

 

この3つは、当社の現場の職人さんは嫌と言うほど私に聞かされています。
しかし、この3つの重要性を一番理解している私が過ちを犯したのです。
本当に社員さんの範とならなきゃイケない私がやらかしたので。。。どうしよ
うもないですよね。今回は3の湿度についてお話しさせて頂きますね。

皆様!その悪夢の様な事件は昨日、そう海の日であった2024年7月15日
PM4時17分に起こりました。私は、とあるお客様から沢山ご発注頂いてる
品物を注型&プレス加工を施しに会社で仕事をしていました。

この度は沢山のご発注を頂きました。そのお陰で、実際普段注型してくれてる
現場の職人さんがお休みの時に、私も一作業員として注型仕事をしに来ています。

普段注型してくれてる職人さんに色々なポイントを伺って仕事を進めていました。
世間的には三連休でした。しかしながら、私は7月14日と15日と懸命に注型
ウレタンゴム加工を進めていき、我ながら順調にお仕事が終わろうとしたその時
でした。最後の1回転(1ショット)でやってしまったのです。


注型ウレタンゴム加工の一番重要と言われている攪拌もソツなく熟し、また
少し難しくコツが要るとされている注型作業も段取り良く終えたその時。。。

一緒に2日間お仕事を共にしていた奥さんが現場でお仕事をしている私を
労わろうと話しかけて来て、和まそうとしてくれた時に私が奥さんの言葉に
思わず吹いてしまったのです。

 

そうなのです。口からH₂O(唾液)が出てしまい、金型に既に注型し終わった
ウレタンゴム原材料に掛かってしまいました。コレを化学(バケガク)的に説明
すると。。。化学式では以下の様になります。

ーCOOー(エステル系)+H₂O(唾液)=OH(アルコール)+COOH(酸)


になります。私の唾液がエステル系ウレタンゴム原材料と反応していわゆる
加水分解の様な化学的結合を起こしてしまったのです。その製品が下記の
写真です。

 



よくよく見て頂くと、ブツブツとエアーらしきものがありますでしょう。
コレがウレタンゴム加工で一番厄介とされいます加水分解もどきの様な
反応を起こしてしまっているのです。

 



私の唾液(H₂O)が掛かっていない方の表面はツルっとしてるでしょ。
この表面が普通の注型ウレタンゴムの化学反応をしたモノです。


普段!現場で職人さんには口酸っぱくマスクはして下さいね!と言って
いるにも拘らず、社長である自分自身が最後の最後に気を許し、マスク
を脱ぎ捨てて(顎に引っ掛けて)注型仕事をしてしまった為に起こった惨事
でした。

 

 

 

やはり。。。。注型ウレタンゴム屋の現場ではいついかなる時でもマスクは必須条件
で、このウレタンゴム加工.COMの読者の皆様なら必ず言われてるであろう言葉
を思い出しました。

 

遠足はお家帰るまでが遠足なんだよ!!


って、小学生の時に学校の先生に言われたはずですね。最後の最後まで気を許して
はイケない事を本当に思い知らされました。

一つ付け加えますと、私はこんな気を抜いたプレー(注型仕事)を行います。しかし
ながら、普段の日に懸命に注型のお仕事をしてくれてる社員さんはこんなお粗末な
事は決してしませんのでご安心下さいませ。

よって、安心して注型ウレタンゴムのお仕事を任せて頂ければと思います。本日も
お忙しい中長文をお読みいただきありがとうございました。

 

 

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