当社のウレタン加工はキャスタブルウレタンです。
日本語で言うと、液状注型タイプのウレタン加工と言います。
ウレタン加工でも他の加工の仕方がありまして、良くお客様に言われるのが
ミラブルウレタンって何?って事です。
ミラブルウレタンの製造方法は、合成ゴムの製造方法と一緒で、まず、混練といって
ウレタンの生地を製作します。回転比の違うロールに生地を入れ、何回も何回も回転
させてミラブルウレタンの生地を製作します。その時に、充填剤とかを入れたりします。
その後、金型を用意して、その上に金型に合うように生地をカットしてプレス成型を
行ないます。生地を練る人とプレスをする人は恐らく違う人がしてるんだと思います。
当社の、キャスタブルウレタンは,生地を練るという工程は、撹拌作業と呼んでいます。
液状のウレタンと硬化剤を溶融させた液体を混ぜます。同じ日に同じ人が練る、成型するを
行ないます。又、基本的には、プレス作業をせず、常圧の中で成型作業を行ないます。
キャスタブルウレタンのメリットは、ずばり物性が良い!ウレタンのポリマーと硬化剤しか
混ぜないので純ゴム配合と言えます。デメリットは生産性が悪い、故に少し高価。
ミラブルウレタンのメリットは生産性が良いので、価格が安く抑えられる。デメリットは
湿気を含む時期などは特に加水分解しやすい。
両方、メリット・デメリットが有りますが、用途に拠って使い分けでいただけたら嬉しいです。
約2年前位に当社で流行った(笑)、バイク・カワサキ・バイクのウレタン編。
B・K・B ブン!ブン!!
今回は、以前にも考案(笑)した、バイクスタンドの無黄変ウレタン編。
前回のB・K・Bのバイクスタンドも良かったのですが、
ウレタンの特徴(短所)で有る経日変化により、段々色が茶色に成ってくる
ので。今回は、無黄変のウレタンゴムでバイクスタンドを作ってみようと
思います。色んな形が出来、尚且つ、経日しても色が変わらなく透明であり
又、、樹脂の硬さとゴムの柔らかさを持つ、ウレタンゴムの最大のと特徴を
活かしております。
まずは、当社の社員さんのバイクスタンドで試したいと思います。
経過良好なら、又、こちらでUPさせて頂きます(^_^;)
有難うございます。感謝。感謝です。
先日、お客様が当社に来られまして。色々とご指導を頂いた事が有りました。
その中で、色んな情報交換、実地検分などを頂き、又、座学でもいろんな考え方を
教えて頂きました。
その中で、お客様からウレタンの注型やウレタンのプレス加工やウレタンの物性
等についてご質問が有りましたので、的確(?)に答えたつもりでした。。。
又、金型の構造や材質等にも話しが及び、そちらの方でも自分なりにはお答えした積り
でしたが。
最終、お客様が帰られる時におっしゃられたのが上のタイトルの言葉でした(>_<)
そうなんです。私は、株式会社 立成化学工業所の代表取締役社長です。
化学は所謂バケガクと言われ、HやOやCLやNなどをよく使う科目です。
そういうのを専門に扱ってる会社とも言えます。当社に入って約17年で、私なりに
勉学した積りでしたが、まだまだなんだなぁ~っと痛感しました。
又、その勉強というだけではなく、モノの見方やモノの考え方等が“理系”では無いんですね。
しかし、こういう商いをしている以上は、そこから逃れる事は出来ませんので、今まで以上に
座学と共に、モノの考え方やモノの見方などの“理系”に近付けれるよう努力いたします。
有難うございます。