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2013.10.03ウレタンゴム圧入によるトルク保持力の経日変化について。

当社立成化学工業所は
注型ウレタンゴム加工を生業にして
50年が経過しました。

 

ただ愚直に注型ウレタンゴム加工だけに特化して
商売を50年行ってきましたので

注型ウレタンゴム加工に関しては
他社に負けない、経験や知識があると
考えています。

 

ウレタンゴム加工で見積もりをご依頼される時は
3社に相見積もりを取ってくださいませ。

 

ただし、その一つに
創業50年ウレタンゴム一筋の立成化学工業所
を加えて下さいませ。

 

今回のブログのお題は
ウレタンゴムの圧入時の回転トルクに
ついてです。

 

さて回転トルクってなんでしょうか?
筆者なりの言葉で書いてみますね。

 

少し表現がオカシイと感じられるかも
しれませんが、私は学者さんではなく
町工場(まちこうば)の単なるオヤジなので
お許しくださいませ。

 

 

回転トルクって何!?

簡単に言ってしまいますと

回転を掛けた時にどれくらいの力(トルク)
まで、ウレタンゴムなどが保持されるのか
という事です。

人間が手で押す場合も結構なトルクが掛かると
いわれています。

5~6㎏f/㎝²とかと言われています。

 

さて回転トルクを話すときには
避けては通れない

ウレタンゴムの歪と収縮についても
話しておきますね。

 

一般的に5%程度の歪の状態でウレタンゴムが使用されますと
殆ど影響を受けないといわれています。

15%が歪の限界になりますね。

ゆえに一般的に圧入の場合、軸(鉄・SUS・アルミ等)の95%の
内径のモノ(ウレタンゴム等)を圧入するのが常識のようです。

EX…

φ13の軸に圧入するウレタンゴムの内径は
φ13×0.95=φ12.35となります。

尚、注型ウレタンゴムの成型時には既に17/1000の
収縮を見込んでいます。

ゆえに注型ウレタンゴムの成型時に必要な金型の内径の軸も
12.35×(1+17/1000)=φ約12.56の寸法と
なります。

 

一般にウレタンゴムライニングの場合も出来た製品の
ウレタンゴムの状態は既に
17/1000の歪を持っていると考えております。

 

 

 

 ローラ

 

 

 

圧入をする場合はどんな時でしょうか?

 

 

  • ウレタンライニングが難しい形状である
  • 軸の方にライニングする以外の場所にマスキングが難しい
  • 単価を抑えたい

 

 

特に、製品単価を抑えたい場合に
圧入という製法をとる場合があります。

 

しかし、回転トルクの事を考えますと
圧倒的にウレタンゴムライニングの方が
安心ですので

 

 

当社ウレタンゴム加工の立成化学工業所と
いたしましては

 

ウレタンゴムライニングをお勧めしております。

 

 

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