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2019.08.20液状注型ウレタンゴムの撹拌という作業はどれだけ重要?

昨日(2019年8月19日)のブログの続きを
書かせて頂きます。

 

昨日のブログでは
ウレタンゴム加工の立成化学が

 

仕入先様と共に、切磋琢磨して
耐熱性ウレタンゴムの拡販を目指そう

 

というお話しでした。

 

その中の肝入りワードは
漢字は少し違いますが

 

❝撹拌(かくはん)❝

 

でした。

 

今回のブログでも
同じく撹拌の重要性も話します。

 

しかし、

 

耐熱ウレタンローラーを
研磨した所の状態も

 

見て頂きます。

 

昨日のブログで
液状ウレタンゴム注型での

 

撹拌の大切さを語りました。

 

撹拌で大切な3つの要素

 

  1. スピード
  2. 時間
  3. 完全撹拌は無いという意識

 

 

①スピード(回転数)

 

 

なにか、野球の投手のボールの威力の
バロメーターのように

感じますね。

 

しかし、当社が生業にしています
液状注型ウレタンゴムの

 

撹拌作業でも、
回転数(スピード)はとても大切です。

 

皆さんがよくされる

ホットケーキのスポンジを
作る時を思い出してください。

 

ホットケーキの粉に
卵と牛乳を投入して

メレンゲで混ぜたりしませんか?

あの混ぜるという作業の時

ゆっくり混ぜるとダマになるし
はやく混ぜるとエアーまみれになる

 

やはり適度なスピードが
大切だと感じます。

 

液状注型ウレタンゴムの撹拌も

その原理と一緒です。

 

良い製品を作ろうとすると
最初の混ぜる(撹拌する)という行為

 

 

とても大切なのです。

 

 

②時間

 

撹拌時間の確保というのが
注型ウレタンゴム加工にとって

 

かなりのウェイトを持ちます。

 

それは、注型ウレタンゴムの
撹拌はいつまでも

出来るモノではないからです。

 

あまり、皆さん
聞き慣れない言葉かも分かりません。

 

ポットライフという言葉。

 

ポットライフ=可使時間
です。

 

液状の注型ウレタンゴムが
流せる時間というのか限りが
あるのです。

一端、硬化剤を
液状注型ウレタンゴムの原材料に

放り込むと

 

すぐ、化学反応を起こし
硬化が始まるのです。

 

よって、
素早く正確に撹拌しないと
イケないのですね。

 

大体の目安は
インスタントのカップラーメンに

 

お湯を注いで出来上がる
ホンの少し前です。

硬めの麺がお好みの方では
その分数で問題無いかと

 

想像されます。

 

 

充分混ぜるけどスピーディに!!

 

相反する事を求めているんです
液状注型ウレタンゴムの撹拌は。。。

 

③完全撹拌は無いという意識を持つ

 

上記の二つ
①スピード
②時間

 

を上手く操作していくしかないのです。

 

完全無欠の100%の

液状ウレタンゴムの
撹拌作業というのは

 

ありません。

 

よって、
注型ウレタンゴムの仕事をしています

 

職人さん一人一人が

 

この製品では、
どれくらいのウレタンゴム材料が必要なのか?

ウレタンゴムの材料をどれくらい計量すれば
その製品には一番注型し易いg数なのか?

 

この製品のでは、何処から(どの方向から)
注型すれば一番やり易いのか?

 

等を考えながら

 

撹拌作業に念を入れるしかないのです。

 

当社は、90%以上は
職人さんによる手作業の仕事です。

 

微妙なエッセンスが必要な仕事ですね。

 

それを誇りに
液状注型ウレタンゴムの仕事をして来てます。

 

誰でも出来るが、誰もが続ける事は出来ない仕事!

 

それが、液状注型ウレタンゴムの仕事です。

 

その中で、撹拌:注型=8:2

 

という割合で撹拌の方が大切だと言われます。

 

 

 

撹拌が失敗すると
上記の様になってしまいます。

 

又、別の品物になりましたね。
ウレタンゴムが。。。

 

食品サンプルみたいな。

 

 

 

当社が注型した
耐熱ウレタンローラーは。。。

 

 

手に持っている
耐熱ウレタンローラーです。

 

明日は、耐熱ウレタンローラーの
研削・研磨加工の

 

お仕事についてお伝えします。

 

 

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