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2023.02.13徹底する事で良いものを作れてるウレタンゴム屋!?

本日もコチラのブログをお読みいただき誠にありがとうございました。
2月に入りまして少し寒さが緩んだような気になっている神戸のウレタンゴム屋
です。


2023年1月度はかなり厳しかったのです。しかし2月度になってやっと
お仕事が動いて来た感じですね。本当にコチラのブログの読者様を始めお客様
には本当に感謝しかございません。ありがとうございます。

そんな中コチラのウレタンゴム加工.COMを運営しております立成化学の社長で
ある私!半年ぶり位に現場仕事を行いました。この土日に。。。其処での気付き
を今日は書かせて頂こうと考えております。


今回の注型ウレタンゴムの成型のお仕事はプレス加工ではなく、所謂(いわゆる)
オーソドックスな注型ウレタンゴムのみになりました。プレスを一切掛けない
大気圧での注型仕事になります。

 

お仕事的に言いますとこの様な工程を踏みます。

 

  1. 原料計量
  2. 硬化剤計量
  3. 原料加熱
  4. 硬化剤加熱
  5. 金型準備
  6. 金型加熱
  7. 攪拌
  8. 注型
  9. 脱型
  10. 二次加硫

 

この様な感じでお仕事を進めました。その中で気付いた点を少しお話し
しますね。

 

 

 

原料計量

(原料計量の写真がございませんので日曜日に成型した所の写真です)

原料の計量も結構な神経を使って行っております。勿論、ウレタンゴム原材料
は有償で仕入先様から仕入れておりますので一滴たりとも無駄には出来ません。
その為、ウレタンゴム原材料の1斗缶の注ぎ口にポリビーカーを沿わして
計量したウレタンゴム原材料にエアー一つも入らない様に神経を注ぎます。

 

硬化剤計量

 

 

硬化剤計量も上記のウレタンゴム原材料と同じ感覚です。しかしながら硬化剤は
顆粒状なのであまりロスする事はなく、計量出来ます。その点は助かってます。
ただ、一粒一粒の径が小さいためスグ紛失すると分からなくなるので気をつけ
ながらの計量です。

 

原料加熱・硬化剤加熱

 

この加熱は本当に大切です。加える温度(加熱)を間違えると、とんでもない物性の
ウレタンゴム製品になります。よって加熱温度と加熱時間は慎重に慎重を重ねて
行っております。その温度と時間によって素晴らしい品質のウレタンゴム製品が
出来る!と言っても過言ではございません。

 

 

金型準備・加熱

 

当社の場合写真で見て頂ければお分かりの様に、熱盤というアルミ板の
上に金型を設置しております。故に、金型の温度を測定する事は勿論
熱盤の温度にも神経を擦り減らして居ます。勿論、アルミ板の下には
ホットプレートなるモノが内臓しています。

 




攪拌


当社でお仕事の中で何が一番大切かと言いますと、この攪拌というお仕事が
一番大切ですね。当社の注型ウレタンゴム加工のお仕事には2つの大きな仕事
があるのですが、其れが攪拌(かくはん)と注型(ちゅうけい)です。その大切の
度合ですが、比率で表しますと。。。攪拌:注型=8対2の比率になるくらい
注型ウレタンゴムのお仕事では本当に攪拌仕事が大切です。

 




注型

当社の屋号の立成化学工業所の前に付けてもいい用語と言えば注型ウレタンゴムの
(株式会社立成化学工業所)になるくらい。仕事の内容を端的に表しているのが
液状ウレタンゴムを金型に注ぎこむという注型ウレタンゴム加工ですよね。

注型の方法で一番大切なのは、金型の一つの場所から同方向に液状ウレタンゴムを
流し込む事です。其れが分かっていないとエアー塗れになったりして大変な事に
なるんですよね。其処もかなり丁寧に職人さんは意識してくれています。

 

このPP(ポリプロピレン)のビーカーで液状ウレタンゴムを注型して行きます。

 

脱型・二次加硫

この二つの工程は、液状ウレタンゴムのお仕事の最終段階です。最後まで手を抜く
事無くやり切ります。脱型では、金型から製品を抜く時にはなるべく負荷を控え
ウレタンゴム製品が割れない様にします。又、二次加硫も温度×時間を忠実に守り
加温して行きます。一次加硫も二次加硫もある意味化学反応ですので温度×時間が
違う事により思わぬウレタンゴム物性になってしまう事が偶にあります。

 


結論

私達のお仕事!液状ウレタンゴムの注型仕事は本当に地味でなかなか日が当たらない
のです。しかしながら、機械で3軸加工とか5軸加工とかするのではなく全て人間が
行うヒューマンパワーで行っております。

それゆえ、少し工程の中でズボラwwをカマスと凄い製品が出来てしまいます。又
其れとは逆に人間らしい機微が効いて神経細かく気配りをしながらのお仕事をしていく
と間違いないウレタンゴム製品になります。

私達のお仕事は人が全てのお仕事です。意味的な価値を作っているお仕事と言えます。

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