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2025.04.10数値管理をしてから劇的にウレタン製品の歩留まりが良くなった!?

皆様!こんにちは。いつも、コチラのウレタンゴム加工.COMのホームページを
ご覧下さり誠にありがとうございます。有難い事に皆様のお陰で、お仕事が充実
しており、なかなかこのブログも更新出来ず誠に申し訳ございません。

2025年4月度からはまた、頻繁に更新させて頂きますので、コチラのウレタン
ゴム加工.COMを覗いて頂ければ嬉しく思います。今後ともよろしくお願いいたします。

さて、今回のブログの内容です。ここ5年間くらいしっかりと注型ウレタン現場で
職人さんが意識してもらってる事を改めて説明させて頂きます。

それをすることで、お客様でございます皆様にとっても有益になる!と感じております。
では、スタートさせて頂きますね。

 

 

人肌って何度!?

 

当社の注型ウレタンゴムは、ココのウレタンゴム加工.COMのブログでも何度も説明させて
頂いております。しかし、もう一度だけけ注型ウレタンゴムの材料の攪拌の事を説明させて
頂きますと。。。


  • 注型ウレタンゴム原材料を加温する
  • 硬化剤を溶融する
  • 原材料と溶融された硬化剤を攪拌する

 

①注型ウレタンゴム原材料を加温する!という場合ですが、以前の当社立成化学工業所では
加温されたウレタンゴム原材料が計量されているPP(ポリプロピレン)のビーカーを手の平で
触り、人肌だな!っと感じたら硬化剤を加温されたウレタン原材料に投入をして攪拌されて
いました。それが、今は原材料の温度を攪拌前にその都度に、非接触型温度計にて温度を
測定しております。


②硬化剤を溶融するのにも、その日の硬化剤を使用する重量を計算せず行っていましたので
毎日毎日少しづつ硬化剤が余っていました。その上からまた新たな硬化剤を投入しており
下の方の硬化剤は何度も何度も熱履歴があり古くなってきてました。硬化剤の物性は
かなり悪かったと思われます。現在は、毎日使用する硬化剤のg数を正確にはじき出し
その日に溶融した硬化剤は翌日には使わないルールにしております。

③攪拌の時間とスピードも数値管理せず個々人の経験と勘に頼っていました。ここ5年は
初品の場合は、ベテランの職人さんが攪拌の時間とスピードを探り、成功するとその
技法を後輩の職人さんに伝授する仕組みづくりが出来ています。

 

熱盤(金型)の温度の管理方法

 

当社の生業を詳しく説明しますと、熱硬化型液状注型ウレタンゴム製法という日本語になり
ます。英語で言いますと、Castable Urethane Method になりますかね。そうなのです!
液状のウレタンゴム原材料に、熱を掛けて硬化させるのが我々の仕事のど真ん中です。

如何に上手く、金型に熱を掛けるか!如何に上手く、原材料に熱を掛けないか!に会社は
全神経を集中しております。よって、この5年程はその工程に社員さんが要らない神経を
すり減らさない様に仕組みづくりを行ってきました。

それが下記の写真の温度コントローラーです。

 

 

 

少し見えにくいですよね。そうです、写真の真ん中にある黒い物体です。この
温度コントローラーを設置する事により、熱盤の温度が一定になり、サーモ
スタットを効かせているヒーターが暴発する事が皆無になりました。


そうすると、熱盤の上にセットしている金型に上手く熱が加わり一定の高品質
のウレタンゴム製品が出来る様になりました。勿論タイトルにありますように


歩留まりが圧倒的に改善されました!


この温度コントローラーは、少し高価なモノですが、熱盤12台プレス熱盤5台
計17台中15台は設置出来ました。2021年~足掛け4年!よく出来ました。


それもこれも、ココのウレタンゴム加工.COMのお客様がお仕事を沢山くださった
お陰です。ありがとうございます。今後とも、お客様の為に高品質のウレタンゴム
製品を作り続けたいと考えております。宜しくお願い致します。

 

本日も長文をお読み頂きありがとうございました。また、この温度コントローラーを
何台も設置して下さったO電気様にもこの場を借りて御礼申し上げます。



↑工事現場です。ありがとうございました。

 

 

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