皆様！こんにちは。いつもウレタンゴム加工.COMのホームページをご覧
頂き誠にありがとうございます。当社は、今までは事業者様相手に商い
を行って参りました。

今後は、事業者様は勿論の事、趣味の領域で色んな事をトライされてる
個人の方にも何かしらでお役に立てればと考えております。そんな方向き
に、今回のblogは書き進めたいと思います。しばらくお付き合い下さいませ。

３Dプリンターの可能性

オートバイメーカー様での純正パーツの在庫販売期限は車両製造されてから約
10年という期間で在庫販売は終了とされます。昨今では旧車と呼ばれる昭和バブ
ル期に販売製造されたオートバイ愛好家の皆様の間でブームになっております。

中古販売店様では希少価値も上がりかなり高額な金額で販売されている現状
のなか、オークションで安価に購入される方も最近では多いですね。

しかしながら、オークション購入に於いては現状渡しが原則です。手元に届
いて見るとカウルなどの破損など様々なトラブルが生じております。

そんな中活躍するのが ３D プリンターです。当時のメーカーマニュ
アルが有ればマニュアルからパーツの寸法計測が可能です。しかしながら、
当然 40 年も前の車両となると無い場合がほとんどになります。


破損パーツを取り外し破損箇所をスキャンして ３D 図面のデーターすること
により同一のパーツを復元させる事が可能です。所謂、巷で言われています
バイクや自動車のパーツのワンオフ製作の一例として当社の３Dプリンターを
使って頂けるのではないかと考えております。しかしながら、家庭用の
３Dプリンターでしますと、どの様になるでしょうか？次章で少しその辺り
をお話しさせて頂きますね。

家庭用 ３D プリンターでパーツ作成は可能か？

3D プリンターによるパーツ造形は溶剤と材料により用途が其々分けられます。
家庭用など安価な 3D プリンターによる造形は精度が業務用に比べて出に難い
のが現状です。

特に造形物に必ず形成されるバリという形成土台が付きます。精度の必要なも
のにはこのバリの除去により造形物の変形などに繋がりますので厳密な精度の
必要な造形物には不向きと言えるでしょう。


弊社導入の キーエンス株式会社様製のアジリスタという製品名の３Dプリンター
はこのバリ取りが水溶性ですので造形物を傷つける事なく高精度な造形物の制作
を可能です。


(コレが３Dプリンターで造形したエンジンマウントです)

当社の場合は、この３Ｄプリンターで出来た造形物からのバリの除去をサポート
除去という風に言っております。どなたでも簡単にサポート除去が出来、皆様
が本当に欲しい部品のそのままの形として造形されて来ます。

↑実際、３Dプリンターで造形しましたエンジンマウントのサポートを除去して
おります。出来上がりは↓こんな感じです。



又、従来では形状のみの確認でしたが、インクジェット方式の３Ｄプリンターに
よってＵＶ硬化用のシリコンゴムを使用する事が出来、形状と弾性を確認
する事が出来る様になっています。




３Dスキャンで読み込み３Dデータ化し見事にリバースエンジニアリングが
出来ました。

こう言ったお困り事がございましたら是非、一度お問い合わせくださいませ。
しかしながら、一つだけお願いがございます。当社では最新鋭の３Ｄスキャン
機と３Ｄプリンターを揃えております。私の技術が未熟なため未だ其れに必要
とされている３ＤＣＡＤの技術が完璧とは言えません。

お客様から３DのSTLデータを直接送って頂ければそのまま３Dプリンターにて
造形は出来ます。例えば今使用している(古い)部品を送って頂いたと
して３Dスキャンではデータは取り込めます。しかしながら、３DCADで正確に
修正を加える所までの技術はございません。来年の８月１日を目途に現在
猛特訓中です。

今しばらくは、そう言ったサービス(有償)はお待ちくださいませ。宜しくお願い致
します。その技術が習得出来ましたら今まで以上にお客様にお役立ち出来ると
確信しております。何卒今後とも宜しくお願い致します。ありがとうございます。