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2023.09.07ポリウレタンの秘密: ポリオールとイソシアネートの化学的結びつき

本日も暑苦しいww中コチラのウレタンゴム加工.COMのホームページと
ブログにお越し頂き誠にありがとうございます。9月に突入しましたが
未だ未だ暑いですね。でも皆様!後少し夏を楽しみましょう!!


今回のblogはウレタンゴム屋のウレタンゴム加工の部分のお話しでは
なく、ウレタンゴム屋のchemicalの部分のお話しをさせて頂こうと
考えています。宜しくお願い致します。


お客様がどうして、合成ゴム(シリコンゴム等)や樹脂(プラスチック)
などではなくウレタンゴムを欲してこのホームページに辿り着かれ
私共にお仕事をご依頼して頂けるのかをウレタンゴムの分子レベル
で考えてみます。


実は、当社つい最近の出来事で今までにあまり取り扱って来なかった
ウレタンゴム原材料のお問い合わせを頂きました。其れも誰もが知って
おられる超大手企業様から。そのウレタンゴム原材料は、当社でも
あまり取り扱っていないので、組成式とか分子構造とかを私自身も
よく理解出来ていなかったのです。



よって、化学的な言葉でいうと触媒?架橋剤?というのが正解なのか
分かりませんが、私共ウレタンゴム業界では硬化剤と呼ばれるモノの
配合比が分からなかったのです。


私共のよく扱うウレタンゴム原材料は主にイソシアネートと呼ぶNCOと
ポリオ―ルと呼ばれるOHを含んでる化学材料と言って良いのです。
N・・・窒素 C・・・炭素 O・・・酸素、O・・・酸素 H・・・水素
が原材料に含んでいると思って頂いたらイイと思います。

しかし、今回の私共がお願いされている原材料にはそれとは少し違った
分子構造が含まれていた為、ウレタンゴム原材料に対する触媒(硬化剤)の
配合比が私自身分からなかったのです。材料メーカー様に確認して事無き
得ましたが。。。


硬化剤も当社は今、アミンと呼ばれる触媒を使っております。化学式で
言いますとH2N~・・・~NH2でジアミン(アミン基が2つ)と言って
おります。化学式を見て頂いたら分かりますように、活性水素を二つ
持っていましたら、ウレタンゴム原材料のポリオ―ルと反応致します。
よって、加水分解で敬遠されています、水(H₂O)もある意味触媒(硬化剤)
として利用出来るんですよ。

 

もし、お客様自身でウレタンゴム製品をお作りになられたい場合、硬化剤
に水(H₂O)という選択肢もございますので一度試してくださいませ。
(自己責任でお願い致します。)


私共株式会社立成化学工業所はウレタンゴム加工のプロです。しかし、会社の
屋号に“化学”という文字が入ってるので、ウレタンゴム原材料の化学的な
事はコレからもお客様の為に徹底的に勉強していく所存です。


いつも思うのです。お客様からはいつも勉強をさせて頂いており本当に
感謝しております。対価を頂いて尚勉強させて頂く事もありますから
本当に一石二鳥ですよね。有難いです。


コレからもお客様のご期待に沿える様しっかりとウレタンゴムの事に
関しては化学的なことから加工的な事までしっかり勉強していきます
本当に今回もありがとうございました。

 

アイキャッチ画像で背中が映ってるお客様のご依頼のお話しでは
ございません。本文と写真は関係ございませんので悪しからず。

 

 

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