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2025.01.22JIS規格のゴム硬度±5度でも疑問を持つウレタン屋!?

皆様!こんにちは!!一昨日1月20日は大寒(だいかん)という日でした。
しかしながら、少し暖かい感じがして春の到来?を予感させましたが、まだまだ
寒さはコレからが本番!皆様におかれましては暖かい格好で万全な防寒対策を
なさってくださいませ(実際は私が一番の寒がりなんですが。。。)。

 

何度もこのブログでお話しさせて頂いてます通り、私共はウレタンゴム屋であり
ウレタンゴム加工業という括りでお仕事をさせて頂いております。大分類的に
言いますと、製造業です。ゆえに、製品を製作させて頂くときに必ず図面というもの
が付いて回ります。その図面には、もちろん規格公差などがありその規格に則って
お仕事を依頼する側も、お仕事を依頼される側もその中で製造しています。

 

JIS規格って何ですか?


JIS規格とは、日本語で言いますと、日本産業規格だそうです。J(Japanese)、I
(Industrial)S(Standard) の略だということ位は分かります。しかしながら、
ココはウィキペディア先生に登場して頂いた方が良いと思われます。

 

日本産業規格にほんさんぎょうきかく: Japanese Industrial Standards[注釈 1])は、産業標準化法
基づき、認定標準作成機関の申し出又は日本産業標準調査会(JISC)の答申を
受けて、主務大臣が制定する規格であり、日本の国家標準の一つである。

JISジスまたはJIS規格ジスきかく[注釈 2]と通称されている。

1949年以来、長らく日本工業規格にほんこうぎょうきかくと呼ばれてきたが、法改正に伴い
2019年7月1日より改称された


そうなのです。このJIS規格に則ってウレタン屋は日々、お客様から頂いた図面を元に
ウレタン注型を行っております。あまりうれしい事案ではありませんが、何か需要側さん
と供給側と製品に対して意見の相違がある場合、最後は図面に則って審議するという事
が往々にしてございます。よって、JIS規格で謳っておりますゴム製品の公差は重要な
ファクターになっております。

 

 

JIS規格におけるゴム硬度の一般公差は!?

 

上記で説明させて頂いたJIS(日本産業規格)規格によりますと、合成ゴムの硬度の
一般公差は±5度と言われております。ココではAI先生の説明で補足させて頂きます。


JIS規格によるゴムの硬度公差は、一般的に±5度程度です。これは、ゴムの硬度測定
には誤差が生じるため、許容範囲とされています。
ゴムの硬度は、ゴム表面に押針を押し込み、変形量を測定して数値化します。
硬度は0~100の数値で表され、0に近いと柔らかく、100に近いと硬いレベルになります。
ゴムの硬度を測定する試験機には、デュロメーターや国際ゴム硬さ(IRHD)などがあります。
デュロメーターは簡便で普及しており、ゴムの硬度を測定する際に多く使用されています


そうなのです。AI先生も仰ってる通りで、もちろんウレタンゴムの硬度公差も、一般的には
±5度で世間的には通用致します。私共ももちろん、お客様に見積を提出するときなどは、
ウレタンローラー90度±5度 Φ30×Φ20×50H@〇〇〇〇円とします。



立成規格(基準)では許せない!?

 

お客様への製品の納品の場合は、もちろんウレタンローラー90度の場合、85度~95
度まで良品とさせて頂いております。しかしながら、社内の基準ではもう少しシビアに硬度
の公差を追っかけております。

 

 

一つだけテストピース(硬度試験片)が袋の外に出ていますね。コレは、私が毎朝現場の職人
さんが製作した注型ウレタン品が正確にお客様の要望通りのウレタンゴム硬度を示すのかを
をチェックしてる場面です。

その一つのテストピース(硬度試験片)だけが少し硬度95度より3度程低く出てたのです。
JIS規格的には何の問題もございません。実際の製品の硬度を測定しても何の問題もなか
ったのです。

 


しかしながら、実際このテストピース(硬度試験片)を測定した私とこのテストピース(硬度
試験片)を製作した工場長と少し話し合いも持ちました。それは、なぜかと言いますと下記
の当社の理念に反していないかをお互い確認するためです。

 

 

 

この理念が出来てから、本当にお仕事の話しが私と社員さんの中でスムーズに進むように
なりました。何故なんだろう!?と考えた時に、やはり共通言語があるから上手く行くん
だという結論に達しました。

有難いことに、私どもウレタンゴム加工.COMは日々色んなお客様から色んなウレタンの
要望を頂いております。その中で営業部隊の我々と製造部隊の現場の職人さんは、そのお客
様からの要望に最大限お応えしようと、上の共通言語(本物のウレタンを追究する)で話し合
いの場を設けております。また、決して自社で製作するウレタンゴムの品質には妥協はして
おりません。


その様な心意気を持った注型ウレタンゴム屋の現場の職人さんはなかなか居ないです。

(と自負しています)コレからも我々注型ウレタン屋の立成化学は、お互い切磋琢磨していき
ます。その切磋琢磨出来る様なウレタンの案件をコレからもどんどんわが社にぶつけて
下さいませ。宜しくお願い致します。

 


本日も長い文章をお読み頂き誠にありがとうございました。コレからもどうぞウレタンゴム
加工.COMこと株式会社立成化学工業所をどうぞよろしくお願い致します。

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