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2025.03.05常にフレッシュなウレタンを使いお客様にお応えする!?

皆さま!こんにちは。いつもコチラのホームページウレタンゴム加工.COMを
ご覧くださり誠にありがとうございます。もう3月に突入しましたね。2025
年もこの前明けた所と思っていましたら、3ヶ月目に突入です。

春ももうすぐそこまでやって来ています。新しい何か(技術・機械・製法・人)を
求めコレからも立成化学工業所は前を向いてやっていきます。何卒宜しくお願い
致します。

何か締めの挨拶みたいになってしまいましたね。しかし、今回のブログの内容はここ
からが本番です。当社が社員さんあげて如何にウレタンの原材料などを大切にしている
かを一枚の写真を紐解きながらお話しさせて頂きたいと考えております。

 

常に最後まで使い切って翌日に持ち越さない

 

当社のキャスタブルウレタンゴムというウレタンの製法は一番品質が安定してい複雑な
形状も製造する事が出来るといわれています。しかし、ウレタン製品の大きさによって
製造工程が微妙に変わってきます。

 

  • ハンドにてキャスタブルウレタンゴム加工を行う
  • 自動注型機によってキャスタブルウレタンゴム加工を行う

 

上記のハンド製法は当社の製造方法ですね。製造するウレタン製品が手のひらサイズの
場合、このハンドミックス製法でないと恐らくお客様の要求されます品質・価格は対応
不可能だと思われます。ハンドミックスとは全て注型ウレタンの攪拌を人間の手によって
行う事を言います。下記の自動注型機というものは、製造するウレタン製品が
かなり大きめ(製鉄ロールや製紙ロールなどに使用されます)のサイズをされる
ウレタン業者様が使用されます。

自動注型機の特徴は、ウレタン原材料とウレタン硬化剤が別々の管から溶融されて出て
来ます。そして機械の中で二つの材料は攪拌された後注型出来る状態のウレタンゴム材料
として出てくるモノです。それが可能になりますと、大きなサイズのウレタン製品を注型
する際でもポットライフ(可使時間)を気にすることなく仕事が行えます。

お互い一長一短があります。しかし、その中でも大切な事は如何にウレタン原材料をフレッ
シュな状態で使用できるかが一番重要ではないか?と私自身は考えます。それを当社の
社員さんが一番よく考えてくれてる!と端的に表しているのが下記の写真です。



綺麗に使い切った硬化剤

 

 

このヤカンは、決してお茶を沸かしたりするものではありません。私共ウレタン
ゴム加工.COMではこの中にMOCAという硬化剤を入れて溶融する時に使用しています。
しかし、その日に使う硬化剤をいい加減に軽量してしまいますと勿論、日々硬化剤が
微妙にこのヤカンに余って来ます。


それを繰り返し使うとどうなるでしょうか?MOCAに数回熱履歴が掛かる為に、MOCA
の組成メチレン(CH2)ビスオルソクロロ(Cl)アニリン(NH2)は最後には破壊に向かう
はずです。そうすると、せっかく~NCO~CNO~のイソシアネートと反応しようとして
も反応しなくなります。お客様の要求されますウレタンゴムの特性が生かせなくなります。

その事をいつも真剣に考えています。そうする事により確実にウレタン製品の品質は
アップします=お客様のお役に立つ!はずです。

 

以前、先代の頃はもう少し違ったやり方で、MOCAの熱履歴を最小限に抑えていました。
このウレタンゴム加工.COMのホームページをご覧の皆様には恐らく馴染みがないと思
われます。煙草に昔ピースという銘柄がありました(今もあるかもしれません)。そのピー
スを販売している形態が普通の箱と缶という二種類に分かれていました。

そのピースの缶、煙草を吸う方の中では缶ピー(ス)と呼ばれている缶を利用してMO
CAを溶融していました。ウレタン注型のワンショットワンショットに必要なMOCA
をそのショット数だけ缶を用意して職人さんは作業を行っていました。

そうする事でMOCAの熱履歴は1回のみになりますので、常にフレッシュなMOCA
を利用する事が出来ていました。私がこの立成化学に来た時の30年前はそんな方法で
MOCAのフレッシュさを維持していました。



常にこうあり続けたいMOCAの色


当社の製品は綺麗!だとお客様から褒めて頂くことが多くなってきました。それは普段か
らこういった事を意識しているからですね。私共、注型ウレタンゴム屋にとっては原材料
+硬化剤は命の次に大切なもんですので。

 

MOCA(メチレンビスオルソクロロアニリン)は、残念ながら溶融してしまうと身体には
悪影響なのですが私にとっては大切な相棒です。コレからもずっと大事にしながらお付き
合いして行こうと考えております。こんな私(わたくし)ですが、MOCA(メチレンビスオルソ
クロロアニリン)様宜しくお願い致します。




本日も長文をお読みいただき誠にありがとうございます。コレからもウレタンゴム加工.
COMを引き続き宜しくお願い致します。ありがとうございました。次回は、立成化学の現状
をお伝えいたします。

 

 

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