ウレタンゴム加工.com

新着情報&ブログblog

2010.02.22ウレタンゴム屋が考える回転トルクについて

皆様!こんにちは。いつもコチラのウレタンゴム加工.COM
のブログを見て下さりありがとうございます。今回は、ウレタンゴム屋
が考える回転トルクについて考えてみます。

私自身が考える回転トルクの概念は、いかにウレタンローラーのライニング
の持ちが良いか!?です。ウレタンゴム屋にとって不具合品の範疇の中で
一番恥ずべき事はズバリ

 

ウレタンゴムの剥がれ

なのです。よって、回転トルクの重要性を身に沁みております。少しだけ
説明させて頂きますね。

ゴム圧入によるトルク保持力の経日変化について。

          ↓

一般に5%程度の歪の状態でウレタンゴムが使用されると殆ど影響を受けな

いと言われてます。15%がその限度のようです。

故に一般に圧入の場合、軸の95%の寸法のゴムの内径のものをはめるのが

常識のようです。

 

EX. Φ13の軸にはめこむゴムの内径は13×0.95=Φ12.35となります。

    Φ12.35がFree時の寸法となります。

   尚ウレタンゴム成形時(105±5°)にも17/1000の収縮を見込みます。

   故に成形用金型の内径の軸も12.35(1+17/1000)=Φ約12.56の寸法

   となります。一般に焼付の場合も出来た製品のゴムの状態は17/1000

   (すなわち1.7%)の歪を既に持っていると考えられます。

 

回転トルクが2kg未満であるとしての対処方法

①ゴム巾を大にする(可能な範囲にて)

②ゴム硬度を上げる(機能障害?)

③エーテル系ウレタン→エステル系ウレタンゴムに材質変化

           (摩擦系数、モジュラスから考え少しはトルク力アップ

            が考えられる。→しかし加水分解の危険有り。

④芯具(ポリアセタール樹脂)に凸凹をつけて物理的にトルク力をアップさせる。

(ウレタンゴムの内径も凸凹になります。(圧入))

⑤芯具(ポリアセタール樹脂)に接着剤を塗布して焼付成形の方式を確立する。

⑥芯具に凸凹をつけて成形する。(注型)

⑦芯具に接着剤を塗布してゴム輪を圧入の方式を確立する。

⑧ポリアセタール樹脂の表面をザラザラにする。

 

関連のありそうな記事

  • 月度の会議!!2018年5月2日 月度の会議!! 当社は製造業です。故に、製品を作ってナンボ!!です。 故に、全てにおいて。。。製造現場を優先するの […]
  • ウレタンゴム加工の立成化学東京支社への道順。2017年9月27日 ウレタンゴム加工の立成化学東京支社への道順。 ウレタンゴム加工の立成化学工業所の東京支社への道順は以下の写真の通りです。   東京メトロ東西線 […]
  • 遊び心で・・・2011年2月15日 遊び心で・・・ 当社の新入りのS川さんがウレタンゴムの破材でこんなモノを 作製いたしました。 自然色のウレタンゴム […]
  • ウレタンゴムボール!!2018年9月28日 ウレタンゴムボール!! これ位の大きさのお仕事もしております。Φ200のウレタンゴムボール。 中のアルミ芯はΦ140だっ […]
  • 工場見学が定例化しております。2018年7月3日 工場見学が定例化しております。 私どもの生業は、注型ウレタンゴム加工業です。 主に紙送りローラーや紙幣や硬貨の選別機などの ローラ […]

コメントをどうぞ

お名前
メールアドレス
URL
コメント本文

ウレタンゴムローラー復活サービス 古くなったゴムローラーを巻き替えします
最新のコメント

ウレタンゴム加工のことなら何でも!
お問い合わせ・お見積もりはお気軽にどうぞ!

受付9時〜18時(休み:土日祝)078-927-5112  078-927-5114
ウレタンゴムのことならお問い合わせください!
ウレタンゴムローラー復活サービス 古くなったゴムローラーを巻き替えします
© 2024 株式会社立成化学工業所
TOPへ