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2023.11.22プレミアム品質を維持するために:ウレタンゴム製品の温度ケアの秘訣

本日もウレタンゴム加工.COMのブログをお読みいただき誠にありがとう
ございます。今回のブログは当社が一番大切にしております。
品質と温度管理について、実際の注型現場で起きた出来事を題材にして
お話しさせて頂きます。



私共はこのウレタンゴム加工.COMのブログで何度もお話しさせて頂いた
様に、注型ウレタンゴム加工にとって大切なモノは以下の3つと考えます。


  1. 温度
  2. 湿度
  3. (原料の)熱履歴

 

今回の注型現場で起きた事は一番の温度に関わる事です。しかし、温度
と言いましても大気の温度ではなく、熱盤(金型とも言います)の温度に
関わる事でございます。

 

私共立成化学工業所は、繰り返し言って申し訳ないですがこのblog
でお話ししていますように、その日に作った製品の物性(当社では硬度で
判断)は、12時間の二次加硫後に測定してOKなら、後工程の研削・研磨
や仕上げ・検査工程に移っていきます。


 

私が、今朝その硬度計測を行っていると少しの異変に気付きました。
今までの、いや5年前位の立成化学工業所なら見過ごしていた異変です。


 

今回の異変とはこの経営理念を掲げている我が社では、見逃してはイケない
事であります。その異変とは。。。

 

今回の成型(注型)した製品にウレタンゴム硬度90度狙いのウレタンゴム
ライニング品がございました。ゴム業界の定説と致しまして、ウレタンゴム
硬度90度の正常な硬度範囲は85度~95度範囲内、いわゆる90度±5
度はOKとされています。

 

しかし、我が社がここ3~4年取り組んできていた温度管理の徹底により
当社がウレタンゴム硬度90度品は確実に92~3度(90度以上+2~3
範囲内)の硬度を叩き出しております。コレが材料メーカー様が出されてる
パンフレットにおけるウレタンゴム原材料の正常値です。

 

 

それが、本日の硬度90度のテストピースは87~89度という値を
示しました。上記の様に恐らく、普通のウレタンゴム屋さんでしたら
この異変に気付く事無く、90度±5度に入っているのでOKとされて
いたでしょう。


しかしながら、私共は温度管理を徹底して本物のウレタンを追究する
工場(こうば)ですので、この数値に私は違和感を覚えました。何か
オカシイ!?とピンときました。

 

 

その測定結果を私は、工場長に確認致しました。その後、実際にこのウレタンゴム
硬度90度ライニング品を製作した課長に確認してもらう工程を踏んでもらい
ました。

 

 

そうしますと、昨日使用した熱盤の(ヒーターの)温度管理をするメーターに
触れてしまい熱盤がウレタンゴム注型に適格な温度設定よりも高い温度設定
になってしまったそうです。


 

この熱盤の場所の温度がホンの少し正常値から外れていたようです。
正常値より少し高かったんですね温度が…其れは毎朝の熱盤の温度
測定で気付いたそうです。コレも常に忘れず温度測定をするルーテ
ィンを日々回してるからこそ気付く事です。

 

 

注型ウレタンゴム製品の場合、熱盤(金型とも言う)の温度設定が。。。

  1. 高ければウレタンゴム製品の硬度は低くなる
  2. 低ければウレタンゴム製品の硬度は高くなる

 

という事になっております。スイマセン先に謝っておきますね。
その理由は私もこのウレタンゴム業界28年居ても理解出来ていません。
コレを機にもう少し私もウレタンゴムの事に深掘りしていきたいと考え
ております。


今回の異変は今までの普通のウレタンゴム屋では決して気付く事が
なかった事だと自負しています。我々立成化学工業所は、それだけ
注型のウレタンゴム加工に真剣に取り組んでおります。品質には
真摯に向き合っております。

 

 

上記のウレタンゴムの原材料にも愛情をたっぷり注いでおります。故に、
注型ウレタンゴム製品に関しましては是非当社に一度ご相談下さいませ。
なにか今までにはない高品質なウレタンゴム製品が出来るかもしれません。



今回の気づきは私だけではなく、注型現場の社員の皆様にとっても…
注型ウレタンゴム屋にとっては、温度管理は決して疎かにしてはイケ
ない!という事が再認識出来ました。お客様にも迷惑を掛けない
イイ出来事だったかもしれませんね。

ありがとうございました。

今回も、コチラのウレタンゴム加工.COMのブログをご覧・お読みに
なってくださり誠にありがとうございました。今後とも何卒宜しく
お願い致します。

 

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